6月の株主優待クロス取引銘柄を紹介しています。

めちゃくちゃ盛り上がった3月優待祭りほどではありませんが、4月、5月と枯れ果てていたので久しぶりにまともな月になります。

資金に余裕がある方は、ぜひチャレンジしてみて下さい。

株主優待クロス取引(つなぎ売り)

株主優待とは

株主優待とは、企業が株主に対して、自社製品や金券、食品などを提供する株主還元策の一つです。

日本独自の文化で、アメリカなど欧米ではこのような制度を実施している企業はほぼ皆無です。

株主優待を取得するためには、企業が設定している条件(保有株数など)を権利確定日までに満たす必要があります。

例えば、優待が人気のマクドナルドなら、3月末もしくは9月末の3営業日前までに100株保有していれば、バーガー類、サイドメニュー、飲物がセットになった優待券を6枚もらえます。

カゴメなら、6月末の3営業日前時点で100株を6か月以上保有で、2000円相当の自社製品がもらえます。

このような条件は、企業ホームページや証券会社が提供してくれる企業情報に書いてあることなので、誰でも簡単に調べることが可能です。

株主優待クロス取引(つなぎ売り)とは

優待タダ取り、つなぎ売りとも呼ばれます。

通常、株の売買には価格変動リスクを伴いますが、クロス取引(売りと買いを同時に入れる)によって、価格変動リスクを回避して株主優待を取得する手法です。

やり方は簡単で、株主優待を取得するためには現物株で持つ必要がありますが、現物株購入時に信用空売りも入れることで、売りと買いのポジションを持っている状態にして権利確定日を迎えます。

これによって、いくら価格変動しても、売りと買いで発生する損失と利益は同額となるため、売買手数料のみで株主優待を取得することが可能です。

優待タダ取りなんて呼んでいますが、手数料はかかってしまう点はご注意下さい。

もちろん、手数料が数百円~千円弱で、数千円~1万円弱の優待を取得することができるため、お得な手法であることは間違いありません。

今回は6月おすすめ銘柄の説明をしていきますので、そもそもクロス取引について、費用と利回り、注意点などが気になるという方は下記を参考にして下さい。

6月おすすめクロス取引銘柄

とりあえず、利回りが高い3銘柄

6月のクロス銘柄は約45銘柄ありますが、まずはその中でもトップクラスの利回りを誇る銘柄を紹介していきます。

優待の使い勝手は考慮していないので、必ずしも人気銘柄ではありません。

そういった意味では、使い勝手が限定されていて人気が無い銘柄の中にご自分にとって魅力的な銘柄があるとすれば、それは狙い目になるので、チェックしてみて下さい。

※手数料を差し引いた利回りについては、GMOクリック証券で10日前からクロス取引をした前提で利回り計算しています。

藤久(9966)

投資金額約7.4万円に対して、自社店舗で使える金券2,500円がもらえるので利回りは3.4%あります。手数料を差し引くと約3%の利回りとなります。同社は手芸専門店を運営しており、クラフトハートトーカイ、クラフトワールド、クラフトパーク、クラフトループ、キャランキャラン、サントレームといった店舗で使用可能です。

ネット通販をやっているにも関わらず、ネットでの優待使用は不可ということで、絶望的に使い勝手が悪い優待です。ほぼ人気は無いので、近隣に店舗がある方にとってはねらい目の銘柄と言えます。

千趣会(8165)

投資金額約2.6万円に対して、自社サービスで使える金券1,000円がもらえるので利回りは3.85%あります。手数料を差し引くと約3%の利回りとなります。カタログ通販大手のベルメゾンで使える金券なので、汎用性は高いと言えます。

肝心の業績が悪いので普通には手を出したくはないですが、クロス取引であればそんなことは関係ないので取りにいきたいところです。それなりに人気がある銘柄なので、ゲットしたいならば少し早めにクロスしておいた方が良いかもしれません。

キングジム(7962)

投資金額約8.6万円に対して、2,500円相当の自社製品(文房具)がもらえるので利回りは2.9%となります。手数料を差し引くと約2.6%の利回りとなります。18年度実績では、ファイルとノートのセットでした。

個人的にはいらない優待ですが、子供がいる世帯など汎用性が高く、かつ超高利回りであることを考慮すると、広く人気になりそうな銘柄なので、早めのクロスは必須だと思われます。

利回りが高かったTOP3を紹介してみました。

とりあえず、使い勝手とかは考慮せずに利回りだけ見てましたが、概ね3%以上利回りがあるというのは、物凄いパフォーマンスだと思います。

6月おすすめクロス取引銘柄

ここからは、本題?のおすすめ銘柄を紹介していきます。

単純な利回りだけでなく使い勝手なども考慮しているので、参考にしてみて下さい。

※手数料を差し引いた利回りについては、GMOクリック証券で10日前からクロス取引をした前提で利回り計算しています。

ムゲンエステート(3299)

投資金額約5.5万円に対して、クオカード1,000円分がもらえるので、利回り1.8%となります。手数料を差し引くと1.35%の利回りとなります。

金額は小粒ですが6月銘柄の中では超高利回りで、かつクオカードという使い勝手も抜群な優待です。確実に争奪戦になる銘柄だと言えるので、ゲットしたい方はお早めに!

すかいらーくホールディングス(3197)

投資金額約19万円に対して、自社店舗で使える金券3,000円がもらえるので、利回り1.56%となります。手数料を差し引くと1.33%の利回りとなります。

同社は、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵など、いくつものブランドで外食チェーンを全国展開している大手なので、使える店舗が近くに無いという状況はかなりレアケースだと思われます。間違いなく人気銘柄なので早めの取得が必須ですが、流通している株数が多いので、おそらく激戦というほどにはならないかと思います。

ジョイフル本田(3191)

投資金額約12.3万円に対して、自社店舗(ネット含む)で使える金券2,000円がもらえるので、利回り1.62%となります。手数料を差し引くと1.32%の利回りとなります。

同社は、ホームセンターの運営会社なので、日用雑貨を始めてとして生活必需品の品ぞろえが豊富です。ネット通販でも優待が使えるので、近くに店舗が無い方でも使い勝手は悪くないです。

こちらも消去法的に言えば、良い銘柄の部類に入るので人気が出ると思います。

ラックランド(9612)

投資金額約22.6万円に対して、3,000円相当の宮城県特産品がもらえるので、利回り1.33%となります。手数料を差し引くと1.02%となります。前回実績では、たらこ、ふかひれスープ、三陸銀鮭、清酒、果実酢などがセットになった6つの中から1つ選ぶ方式でした。

高利回りなのは言うまでもないですが、優待内容自体も魅力的なセットなので選ぶ楽しみもありそうな銘柄です。これまた人気銘柄になるので、優待取得は早めに動いた方が良いです。

メディアスホールディングス(3154)

投資金額約7.2万円に対して、クオカード1,000円がもらえるので、利回り1.39%となります。手数料を差し引くと1.02%の利回りとなります。安定のクオカードなので、ゲットしておきたい銘柄ですね。

ウイルプラスホールディングス(3538)

投資金額約7.8万円に対して、クオカード1,000円がもらえるので、利回り1.29%となります。手数料を差し引くと0.93%の利回りとなります。安定のクオカードなので、ゲットしておきたい銘柄ですね。

日本マクドナルドホールディングス(2702)

投資金額約49.4万円に対して、バーガー類、サイドメニュー、飲物の3種類がセットになった無料引換券6枚がもらえます。この優待価値を、仮に5,000円だとすると利回りは1.01%となります。手数料を差し引くと、0.82%の利回りとなります。

マクドナルドは言わずとれたブランド力で超絶人気優待なので、激戦必至となります。私はマクドナルドに行かないので取得することは無いですが、世の中のおすすめ銘柄ということで入れてみました。人気があるということは、金券ショップやネットで売りさばけば、それなりのお金になります。

GMOインターネット(9449)

投資金額約16.9万円に対して、自社サービス(くまポン)で使える金券2,000円がもらえるので、利回りは1.18%となります。手数料を差し引くと、0.93%の利回りとなります。

ただし、万人受けなのがくまポンということであって、同社の優待はこれだけではありません。ネット回線の「とくとくBB」やドメイン大手「お名前ドットコム」などの自社サービスを利用している方は5000円まで割引を受けられます。さらに、GMOクリック証券の手数料も5000円までキャッシュバックしてもらえます。

GMOが提供する優待を全て受けることができれば、間違いなく6月最強銘柄になります。まあ、私もそうですが、そんな人はクロスじゃなくて現物株保有しているのですが笑

これら銘柄をゲットできれば喜んで良いラインだと思います。

6月銘柄は、4月5月と比べて多いと言っても、利回り1%超の銘柄は限られているので、集中してしまう可能性もあります。

確実にゲットしておきたい銘柄は早めに動いた方が良いです。

権利確定直前に追加しておきたい銘柄

わざわざ早めに動くほどではないけど、権利確定前に余っていたら取得したら資金効率良いなと思う銘柄を紹介しておきます。

※手数料を差し引いた利回りについては、GMOクリック証券で10日前からクロス取引をした前提で利回り計算しています。

Genky DrugStores(9267)

投資金額約26万円に対して、3,000円相当のカタログギフトがもらえるので、利回り1.15%となります。手数料を差し引くと0.87%の利回りとなります。こちらは、6,000円分の化粧品orサプリを選ぶことができるので、選択によってはかなり利回りが高くなります。

穴吹興産(8928)

投資金額約29.7万円に対して、3,000円相当の讃岐うどんセットがもらえるので、利回り1.01%となります。手数料を差し引くと0.75%の利回りとなります。

うどんセットなので、万人受けとは思いつつ、特別欲しい優待でもないかなと思います。こまめにチェックしていれば、零れ落ちてきたところを拾えそうな銘柄かなと思います。

ブロンコビリー(3091)

投資金額約22万円に対して、自社店舗で使える金券2,000円がもらえるので、利回りは0.91%となります。手数料を差し引くと0.6%となります。

ブロンコビリーは関東、中部、関西に出店していますが、他の地方には無いですので、激戦というほどにはならないと思います。直前にこぼれてきたら拾うぐらいで良い銘柄です。

AOI TYO Holdings(3975)

投資金額約36..8万円(500株)に対して、クオカード3,000円がもらえるので、利回り0.82%となります。手数料を差し引くと0.59%の利回りとなります。

安定のクオカードなので、ゲットしておきたい銘柄ですが、早めに取ると投資金額が大きいので金利手数料が多くかかってしまいます。出来るだけ直前でゲットできると嬉しい優待です。

一正蒲鉾(2904)

投資金額約11.2万円に対して、1,000円相当の自社製品詰め合わせ(かまぼこ、総菜など)がもらえるので、利回り0.9%となります。手数料を差し引くと、0.57%となります。

かまぼこがどうしても欲しいという方はいないと思うので、これも余っているならゲットすれば良い銘柄だと思います。そんな激戦ではないので、だぶん急がなくてもゲットできる気がします。

どうでも良い銘柄まで早めにクロスしていると手数料もかさむし、資金もロックされてしまうので資金効率がとても悪いです。

なので、利回りが低い銘柄の基本戦略は直前で取る、取れなければ諦めるというスタンスの方が良いかもしれません。

クロス取引のコツや注意点を知っておきたい方は下記も参考にしてみて下さい。