株主優待クロス取引のリスク!3つの注意点や失敗談を語ります

株主優待クロス取引は、価格変動リスクを回避できる手法なのでリスクはほぼゼロです。

しかし、やり方を間違えてしまうと損してしまうことがあるので、今回は3つの注意点と自分の失敗談を紹介していきます。

本当に気を付けておけば良い話ばかりなので、これを読んで戴ければ、なおさら優待クロス取引のリスクの低さを知ることができると思います。

10秒で分かる本日の概要
  1. 予想できない逆日歩は一般信用取引で回避できる
  2. クロス取引で最も難しいのは一般信用売り在庫があるかどうか
  3. 早すぎると利回りが悪いので、人気優待は諦めて1週間前からクロス取引するのが資金効率が高い

優待クロス取引(つなぎ売り)のリスク!3つの注意点

逆日歩の発生(一般信用取引で回避)

まずは、逆日歩の発生を回避するということです。

逆日歩というのは、株を借りる時に発生する特別費用みたいなものです。

信用取引には、一般信用取引と制度信用取引と呼ばれる2つがあります。

制度信用取引は証券取引所がオフィシャルに提供しているサービスで一般信用と比べて貸し株料が安い(SBI証券、GMOクリック証券だと1.15%)ので、一般信用取引よりもメジャーです。

ただし、制度信用取引にはデメリットがあって、空売りが集中すると逆日歩と呼ばれる恐ろしい手数料が発生する可能性が高いので、優待のクロス取引では一般信用取引を使った方が良いです。

人気優待や利回りが高い優待には、ほぼ確実に逆日歩が付いています。

逆日歩の説明を少しだけしておきます。利回りが高い株主優待の権利落ち日には、優待分の価値が値下がりするのが一般的です。

そうなるのが分かっていると空売りすれば儲かるので、みんながその株を空売りしたいと考えます。

結果、その株の貸し株料が跳ね上がってしまうという現象が逆日歩です。

そして、この逆日歩はどれだけのコストになるのか当日になるまで分からないので、優待価値を上回る出費になることも良くある話です。

これに対して、一般信用取引は各証券会社が自由に設定するものなので、逆日歩は発生しない仕組みにしています。

その代わり、少し手数料(金利)が高めに設定されていますが、数百円出費が増えてもいくらになるか分からに逆日歩リスクを回避できる一般信用取引の方が良いです。

信用空売りの在庫数

一般信用取引で無駄なリスクは回避するべきだとお伝えしました。

しかし、一般信用取引は証券会社が独自で設定するものなので、数に限りがあります。

この一般信用取引自体は市場のゆがみを証券会社が吸収してくれているものなので、証券会社としては、あまり積極的にやりたくないです。

むしろ、自分のところで口座を作って欲しいがために、提供しているサービスなので、たくさん在庫を準備しておくということはありません。

クロス取引を始めた方が一番最初にぶつかる壁で、在庫が無くてそもそも空売りできず、なんだかんだとパフォーマンスが低い、人気のない銘柄をクロス取引することになります。

回避する方法はありませんが、初心者の方にはGMOクリック証券をおすすめしています。

実はここの証券会社では、一人の投資家が空売りできる株数を制限しているので、他社と比べると結構在庫が残っていることがあります。

保有期間で優待内容が変わることもある

株主優待を採用する企業でも6か月以上保有している株主にのみ優待を提供する等、長期保有を優遇している企業が増えてきています。

6か月保有などの条件があると、せっかくクロスしたのに優待の権利が無かったなんてことになって、手数料を無駄に支払うだけという羽目になります。

クロス取引では、その瞬間に株主になるだけなので、長期保有の条件が付いている銘柄では優待が少なかったり、無かったりすることもあるので、優待の条件は必ず確認するようにして下さい。

ちなみに、6か月以上保有の判定方法ですが、半期のタイミングで持っていれば良いケースとずっと持っていなければいけないケースなど、企業によって様々なので、その点も注意して下さい。

私のクロス取引の失敗談

実際に、どんな失敗をしたのか

上記のような注意事項は分かっていても、思わぬところに落とし穴があるものです。

反面教師として戴ければ幸いですが、私のクロス取引での失敗事例を紹介していきたいと思います。

簡単に説明すると、一般信用空売りは返済期限が14日前など各証券会社によって決められているのですが、返済期限を1日間違えていて強制決済をくらうという失敗をやらかしてしまいました。

この月の権利確定日は2月26日でしたが、返済期限が2月25日になっているのが分かると思います。

この証券会社については、手数料が余計にかかっただけで済みました。(フライングクロスと呼ばれるれっきとした手法みたいです)

証券会社によっては強制決済されて権利が取れないこともあるようです。

まあ、そもそもフライングクロスはかなり前から仕込むことになり手数料が嵩むので、こんな早いタイミングでクロスするのはおすすめできません。

この経験から気付いたこと

この失敗は、人気銘柄の争奪戦に参加したことが招いた結果でした。

そもそも、そんな早くからやって金利も沢山取られて、間違うリスク(私だけ?)も負いながらクロス取引するなんて馬鹿げているということに気付いてしまいました。

ということで、現在は、1週間前ぐらいから銘柄の物色を始めて、その時点で残っている高利回り銘柄をゲットしていくという手法に切り替えました。

GMOクリック証券だと、一人の投資家が空売りできる株数を制限しているので、1週間前でも利回りの高い銘柄が残っていることがあります。

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