新興国投資はリスクが高い?長期的な見通しでおすすめ投資信託

新興国投資というとリスクが高いイメージを持っている方も多いと思いますが、まだまだ発展途上なのでこれから伸びてくることは間違いない市場でもあります。

高度経済成長期の日本みたく毎年給料が大幅に上がり、物価も上がり、国が発展しているわけです。

そんな新興国に投資しないのは本当に機会損失なのか、一つの切り口を提供したいと思います。

10秒で分かる本日の概要
  1. 新興国投資のメリットは短期間でのリターンが大きいこと、デメリットは価格変動リスクが高いこと
  2. 新興国の見通しは、短期的には厳しいが、長期的には明るい
  3. なので、手っ取り早く新興国に投資したいなら、投資信託がおすすめ

新興国投資はリスクが高い?メリットとデメリット

新興国投資の魅力とリスク

新興国投資の最大の魅力はその成長性にあると思います。

BRICSでも、東南アジアでも、中南米でも、経済発展が急速に進んでおり、物価や賃金が右肩上がりとなっています。

当然、現地企業の企業価値も年々増えてきており、こうした成長に投資できればリターンも大きなものになります。

一方で、新興国にはインフラの問題や治安の悪さなど課題が山積しているので、不況で一気に崩壊する危うさもリスクとして内在させています。

そんなハイリスクハイリターンな投資が新興国投資なのです。

これはなんとなく、そう思うではなくて、私自身が新興国(中南米)に海外駐在してきた中で、そこで生活して現地人と働いて肌で感じていたことなので、信じてもらって良いと思います。

メリットとデメリット

というわけで、上述した内容と重複がありますが、改めて新興国投資のメリットとデメリットをまとめておきます。以下をご覧下さい。

新興国投資のメリット
  • そもそもの国内需要が伸びているので、多くの業界で成長が期待できる
  • インフレ率が高いので、株価などの値段は上がりやすい(その分、通貨安で為替差損が出る可能性有)
  • 地域を分散させられるので、ポートフォリオの分散投資効果を得られる
新興国投資のデメリット
  • リスク資産とみなされているため、価格変動リスクが大きい
  • 政治や戦争、宗教などを起因とした揉め事が起きやすく、カントリーリスクが大きい
  • 通貨安に振れやすいため、為替差損になる可能性が高い(売買益が出てもトータルで損する可能性有)

ザックリ言うと、メリットはリターンが高いこと、デメリットはリスクが高いことです。

やはり、リスクとリターンには相関性があります。

リターンとリスクどちらか一方を見るのではなく、どちらも考慮した上で、自分のポートフォリオに入れるかどうかを判断するのが重要となります。

長期的な見通しでおすすめ投資信託

各国のインデックス株価指数推移

実際に、各国のインデックス株価指数の推移を見ていきます。

2009年1月を1として、その後の変化率をグラフ化しています。

日本の日経平均の推移がちょうど真ん中の赤線になります。

こうしてみると、各国の株価推移が多種多様であることが分かると思います。

最もパフォーマンスが高いフィリピンの指数だと、日本より倍近いパフォーマンスを出しています。

逆に中国の株価指数をみると、当初物凄い勢いで高騰しましたが、その後の暴落はまさに新興国投資のリスクともいえる値動きになっています。

このように、短期間での大きな値上がりが期待できる分、逆に短期間で大きく値下がりすることもあるのが新興国投資なのです。

ちなみに、日経平均でみてもそうですが、あくまでもここで見ているのは市場全体の平均値である株価指数の推移なので、個別銘柄で見ればもっと値動きは激しくなります。

新興国投資の長期的な見通し

現状を踏まえると新興国投資はしばらく厳しい状況だと考えます。

最大の理由としては、足元でアメリカを中心に世界景気の減速が見えているので、新興国投資についても短期的には厳しい推移になることが予想されるからです。

ここから先進国の株価が暴落すれば、それ以上に引っ張られるという懸念があります。

景気減速局面では、新興国から資金は逃げていくので、大きな暴落に繋がる可能性があります。

当然、新興各国はまだ人口増加傾向だし、経済も未成熟で成長余力を残しているので、長期的には魅力的な投資対象です。暴落してくる局面で買い場を探すのはアリだと思います。

中でも最大の注目国は中国で間違いなく、トランプ大統領率いる米国との貿易戦争最中にも関わらず、安定成長を続けています。

その他の新興国についても、近年先進国の株価が暴騰する中で出遅れている国も多く、先進国の過熱感とは対照的に割安感があります。

なので、短期的には厳しいが、長期的にはかなり伸びると考えます。

おすすめ新興国投資信託

じゃあ、具体的に新興国投資ってどうやってやるのかという話ですが、一番簡単なのは新興国を対象にしている投資信託の購入を検討することだと思います。

数ある投資信託の中でも、おすすめできる投資信託を2つピックアップしました。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

三菱UFJ国際投信が提供するeMAXIS Slimシリーズです。
この投資信託の最大の特徴は信託報酬の安さにあります。新興国投信の場合は約0.2%に設定されており、新興国投信の中でも安く設定されています。 また、Fund of the Year 2018でも13位に入賞しています。ちなみに、同シリーズで運用される先進国向けの投信が1位を獲得しています。

楽天・新興国株式インデックス・ファンド

楽天投信投資顧問が提供する投信です。
楽天で投信というと急激に胡散臭くなってしまいますが、この投信は楽天だけでなく、世界的投資ファンドのバンガードが後ろ盾になっている信頼性の高い投信です。
また、楽天投信は信託報酬が安いのが特徴で、約0.25%と安め設定されています。

どちらも信託報酬が安いとコメントしていますが、ご察しの通り信託報酬が安い投信しか選んでいないので当たり前です笑

新興国投信だと手数料が1~2%取られることも珍しくありませんが、投資先はだいたい同じなので投資パフォーマンスには大差がないのが実態です。

中には、信託報酬高めに設定してパフォーマンスを上げている投信もありますが、そういった投信を見極めるのも難しいので、だったら手数料はできるだけ抑えるのに限ると思います。

投資信託よりも自分で運用した方がお得

最後に、自分で運用した方がいいのでは?という話をしていきますが、本題から少し逸れるので話半分で見て戴けると良いかと思います。

投資信託は運用をプロに任すことができるというのが一般的な認識だと思います。

でも、実際には普通の投資信託は成功報酬型ではなく投資額に数%という定額型なので、運用する側からすると儲けようが儲けられなくても、あまり変わらないというのが実情です。

つまり、ファンドマネージャー達は無理にパフォーマンスを上げようとせずに、インデックス指数が下がっていたら損してもしょうがないという感覚で運用しているわけです。

個人的には、投資信託メインで運用するのはおすすめできない選択だと思います。

世の中にはもっと手堅い投資法があるので、様々な手法を吟味するのも良いのではないかと思います。

まあ、私からの一つの提案なので、興味が無ければ聞き流して下さい。

ちなみに、お前はどうなんだ?という質問に答えると、私は楽天ポイントの換金方法として投資信託を位置付けています。

貯めた楽天ポイント投信を積み立てて楽しんでいる程度なので、自分がやっている投資法の中では完全におまけとなっています。