ETFおすすめ銘柄|投資の幅を広げるETFの選び方

ETFは日銀が相場を支える際に買っているので、最近はよくニュースでも出てくる単語になりました。

しかし、それが何のことやら良く分かっていない方も多いと思います。

実は、ETFは株と同じように売買できてバラエティに富んでいるので、分散投資の対象として個人投資家にも人気が出始めている銘柄です。

そんなETFの選び方を説明しつつ、おすすめ銘柄も紹介します。

10秒で分かる本日の概要
  1. ETFは株式の流動性の高さと、投資信託の分散効果の良いところを取り入れた金融商品
  2. ETFの選び方として、安定思考ではなく、値上がりする銘柄を狙わないと意味が無い
  3. 将来有望なのは米国市場なので、ETFも米国中心で組み立てるとパフォーマンスが期待できる

ETF(上場投資信託)とは

ETFの仕組み|普通の投資信託との違い

ETFとは、通常の株式と同じように取引時間中ならばいつでも売買することが可能であり、かつ様々な商品を対象にした投信なので、分散投資も可能という、株式と投信の特徴を併せ持っています。

Exchange Traded Fundの略で、上場投資信託と訳されます。

通常の投資信託と比較すると、価格が特定日の基準価格となりリアルタイムで売買できないので、トレードのスピード感が最も大きな違いです。

株式も含めて、各サービスの特徴は下記となります。

ETF 株式 投資信託
売買方法 証券取引所で売買 証券取引所で売買 販売会社に委託
価格 リアルタイム リアルタイム 特定日の基準価格
種類 豊富なラインナップ 事業会社のみ 豊富なラインナップ
最小取引額 数千円~数十万円 数万円~数百万円 数百円~数万円
手数料 売買手数料、信託報酬 売買手数料のみ 売買手数料、信託報酬

上記の補足として、ETFでは信託報酬が発生しますが、通常の投資信託よりも安めに設定されているのが一般的です。

比較すると、分かりやすいと思いますが、ETFは株式と投資信託の特徴を併せ持っており、投資家のニーズにより柔軟に対応できる金融商品と言えます。

ETFの種類

ETFは種類が多いと上述しましたが、実際にどんなものなのか紹介していきます。

全てのETFについて紹介することはできませんが、ザックリどんな種類のETFがあるのか知って戴ければと思います。

特徴 代表例
国内株式
(総合型)
日経平均株価やTOPIXなどの株価指数に価格が連動するもの。指数に対してに2倍の動きをするレバレッジの効いた商品などもある TOPIX上場投信(1306)
日経平均ブル2倍上場投信(1579)
国内株式
(特化型)
業界別や高配当株に特化した株式で運用されるものなど、テーマに特化したETF。日本株女性活躍ETFなど奇抜なものもある 日経高配当株50ETF(1489)
ラッセル野村小型コアETF(1312)
先進国株式 米国などの特定市場に特化したETFや先進国数カ国に分散投資するETFがある SPDR S&P500 ETF(1557)
MAXIS海外株式上場投信(1550)
新興国株式 先進国型と同様に、特定市場に特化したETFや数カ国に分散投資するETFがある 中国株式・上証50ETF(1309)
新興国株式ETF(2520)
国内債券 国内債券価格と連動するETF。債券への直接投資と比べて、借り換えが不要なので管理がラク 国内債券ETF(2510)
外国債券 外国債券に分散投資するETF。国内に比べて高利回りだが、為替変動等のリスクがある 外国債券ETF(2511)
新興国債券ETF(2519)
REIT 不動産投資を目的にした事業会社で構成されるREIT銘柄を投資対象にしたETF MAXIS Jリート上場投信(1597)
外国REIT ETF(2515)
コモディティ 金や原油の先物価格と連動するETF。コモディティは値動きが激しいのでハイリスク商品 SPDRゴールド・シェア(1326)
WTI原油価格連動型上場投信(1671)

種類が多いと言った理由が分かるのではないでしょうか。

これだけ様々な投資先を揃えているので、通常の株式投資では得ることのできない分散効果があります。

それでいて上場して株を同じように売買できるので、投資信託よりも流動性が高く素早い換金が可能という点でETFが人気になるのは当然とも言えます。

ETFの選び方|4つのポイント

値上がり可能性

ETFや投信を買っている方には、とりあえず積み立てていけばいいと勘違いしている方もいますが、金融商品なので値上がりしなければ投資する価値に値しません。

なので、そもそも投資対象となるものが将来性あるのかを見極める必要があります。

簡単に言ってますが、そこを見極めるのは難しいことは分かった上で、投資する際にこのポイントが最重要であることを意識するだけでも変わってくるかと思います。

現状、日本株より米国株の方が期待値が高いのは明らかだし、今は不動産価格が高騰していますがオリンピックが終わったらどうなるかとか、マクロ的な視点で考えてみると良いです。

流動性

流動性が低いと売りたいと思ったときにすぐに売れないので、流動性は換金性に関わる重要なポイントとなります。

流動性を確認するには、出来高をチェックするのが最も簡単にみることができます。

株と同じように売買されるため、ETFも取引出来高をチェックすることが可能です。

ある程度、日中の取引時間帯に売買がされていれば大丈夫ですが、出来高が少なくて値が飛んでいるような銘柄は手を出さない方が無難です。

株とかでも誰からも相手にされない不人気株があると思いますが、ETFもマニアックな投資対象なもの、純資産が少ないものなどは出来高が低い傾向にあります。

信託報酬

ETFは投資信託と比べて、全体的に信託報酬が安めに設定されています。

とはいっても、ETFの中がで差があるので、できるだけ信託報酬が安い方を選んだ方が良いです。

信託報酬が安いとその分運用がいい加減になってしまうと心配される方もいますが、どこも同じなので気にしなくても大丈夫です。

というのも、NYダウや日経平均など指数に連動するETFであれば、その指数の値動き以上の値動きをさせる必要がありません。

儲かる分に動くのは誰も文句言いませんが、万が一指数と乖離して大きな損を出してしまえば信用問題になります。

サラリーマンのファンドマネージャーがそんなリスクを冒すわけもなく、信託報酬が多少多いからと言ってパフォーマンス向上するなんてことはありえません。

だから、できる限り安いETFを使った方がお得になるわけです。

分散効果

NYダウとS&P500に連動する2つのETFに投資していても、それは同じ米国市場で投資対象も似たような感じなので、分散投資になりません。

分散効果を高めるためには投資するETFの種類に幅を持たせた方が良いです。

株式と債券では、値動きが全くことなりますし、コモディティはかなりハイリスクですが、株式、債券と違う値動きをするので、ヘッジの効果は期待できます。

ただし、他の3つと比べると優先度は低いと思います。

というのも、そもそもETF自体が様々な銘柄に投資して分散効果を得ている金融商品だからです。

いくつかのETFに投資しようとするならば、頭の片隅に入れておくと良いと思います。

ETFおすすめ銘柄

配当利回りが高いETF

まずは配当利回り(分配金利回り)が多いETFを紹介していきます。

上場インデックスファンド新興国債券(1566)

現在、ETFの中で断トツ1位のETFです。利回り5.71%と株式投資で考えると超高配当になっています。ただし、投資対象が新興国債券ということでリスクは低くないという点は留意しておく必要があります。

NEXT FUNDS ロシア株式指数・R (1324)

第2位になったのが、利回り4.81%のロシア株のETFです。ロシアの株式なので、イメージ通りかなりハイリスク商品であることは間違いないですが、それで高利回りというのは魅力があります。

NEXT FUNDS 金融(除く銀行)(1632) 

第3位は利回り3.95%でTOPIX-17金融を投資対象としているETFです。日本の大型株なので、価格変動は小さいですが、成長性も低いという点ではどちらかと言うと安定型のETFと言えそうです。

信託報酬が安いETF

次に信託報酬が安いETFを紹介していきます。

iシェアーズ・コア TOPIX ETF (1475)

第1位になったのは信託報酬0.06%のTOPIX連動ETFです。もはや、無いに等しいぐらいの手数料で、TOPIXを運用できるので、投資信託でTOPIX連動型に投資している人は今すぐ乗り換えをおすすめします!

MAXIS トピックス上場投信 (1348)、MAXIS JPX日経インデックス400上場投信 (1593)

第2位は信用報酬0.08%、MAXISシリーズです。MAXISはこの他にも様々なETFや投信をリリースしており、総じて手数料が安いので、似たような銘柄ばかりで迷ったらMAXISを選ぶのも良いと思います。

SPDR S&P500 ETF (1557)

第3位は信用報酬0.09%のS&P500連動ETFです。この信託報酬の安さで米国市場の有望銘柄(S&P500)に投資できるというのはかなり魅力的と言えます。

やはり、日本や米国のようなニーズが多い市場の指数に連動するETFは、取引参加者が多いこともあり信託報酬を安く設定しても運営が成り立つということだと思います。

総合的におすすめなETF

最後に単純に値上がりを狙うという意味でおすすめなETFを紹介していきます。

SPDR S&P500 ETF (1557)

先ほど信託報酬の安いETFでも紹介した銘柄で重複してしまいますが、やはり米国市場に投資するETFが間違いなくおすすめです。このETFは米国、日本、シンガポールの3市場で上場されており、東証でも売買されているというのが嬉しいポイントです。

ナスダック100連動ETF(1545)

もう一つも米国市場となりますが、こちらは米国の経済成長を強力に支えるIT業界などが上場するナスダック市場の指数に連動するETFです。ナスダックと言うと米国の新興マーケットですが、今やグーグル、アマゾン、フェイスブックなど超大企業が上場する有望市場です。

以上を見て戴いて分かる通り、私は米国市場が今後も有望だと考えています。

なので、ETFではなくて米国市場で米国株を直接買うというのも選択肢にしてよいかもしれません。