サラリーマンは搾取されていると良く言われますが、事実である一方デメリットもたくさんあります。

今日はその一つである健康保険のあまり知られていないメリットについて説明していきます。

サラリーマンはなんだかんだで最強の職業です。

10秒で分かる本日の概要
  1. 社会保険には様々な種類があり、サラリーマンは優遇されている
  2. サラリーマンは、出産手当や傷病手当など万が一の際には手厚い保障で守られている
  3. サラリーマンは案外悪くないので、並行して副業するのが効率的

社会保険の仕組み

社会保険の種類

社会保険とは、働いている人の万が一に備えてかけておく保険のことです。

民間で入る保険とは別で国によって定められている保険を指します。

公的保険とも呼んで、その中の区分で社会保険と労働保険を区別することもありますが、公的保険そのものを社会保険と呼ぶケースもあります。

公的保険の種類は以下となります。

区分 内容
社会保険 医療保険 病気、けが等による出費に対する保険
介護保険 介護費用のための保険
年金保険 老後の生活保障のための保険
労働保険 労災保険 労働災害に対する保険
雇用保険 失業した際の生活保障のための保険

一概に社会保険と言っても様々な保険があります。

しかし、自営業とサラリーマン(被雇用者)で入る保険内容には違いがあったりします。

医療保険の種類

医療保険でも、自営業とサラリーマン(被雇用者)では違いがあります。

簡単に、区分をまとめておきます。

区分 対象者 保険団体 内容
健康保険 被雇用者 健康保険組合など サラリーマンが入る保険
国民健康保険 自営業者 地方自治体など 自営業が入る保険
共済組合 公務員 共済組合など 公務員が入る保険

このように、同じ医療保険でも名前や加入団体が違っています。

当然、補償内容にも差が出てくるわけです。

皆が知っている健康保険の知識

健康保険に入っていると、医療費は3割自己負担となります。

厳密には、小学校入学前が2割、70歳以上が2割、75歳以上が1割、それ以外の方が3割という事故負担の割合になっています。

高齢者の医療負担が少ないのはおかしいとか、良く議論になったりするので、制度として知らない方はいないと思います。

また、健康保険は事業主と被保険者が半分ずつ負担するので、サラリーマンである我々の負担も軽減されるという特徴があります。

一方で、これ以外の健康保険のメリットというのはあまり知られていないのではないでしょうか。

実は我々が思っている以上に健康保険は、万が一の際に役に立ちます。

あまり知られていない健康保険のメリット

高額療養費の現物支給

月間の医療費に上限が設定してあり、超過分は請求すれば返金してもらえます。

この上限は所得額により設定されており、下記のようになります。

標準報酬月額 自己負担上限
月額83万円以上 252,600円+(総医療費ー842,000円)×1%
月額53~79万円 167,400円+(総医療費ー558,000円)×1%
月額28~50万円 80,100円+(総医療費ー267,000円)×1%
月額26万円以下 57,600円
非課税(低所得者) 35,400円

標準報酬月額とは、月給から第1級の5万8千円から第50級の139万円までの全50等級に区分するもので、保険料の算定などに用いられる基準です。

総医療費というのは、窓口での自己負担分ではなく全ての医療費なので、意外と厳しめな上限設定となっており大きなケガをして医療費がかさんでも安心です。

出産育児一時金と手当金

出産育児一時金とは、被保険者もしくは被扶養者が出産した場合、一時につき最大42万円(実費)が支給されるというものです。

病院によっては、勝手にやってくれる直接支払制度というものがあり、その場合は健保への申請も不要となります。

出産手当金とは、被保険者が出産のために仕事を休み、給料を受けられない場合に出産前の42日間、出産後の56日間で休んだ日数分の金額が支給されるというものです。

支給額は上述した標準報酬月額を3分の2にしたものを日給ベースにして支払われます。

ケガや病気などに目がいきがちですが、出産関連でも健康保険が役に立つというのは、何度もあることではないので、あまり知られていません。

傷病手当金

傷病手当金とは、被保険者が病気やケガのために、仕事を連続して3日以上休んで、それにより給料を受けられない場合、4日目から最長1年6か月間手当金を請求できます。

支給額は上述した標準報酬月額を3分の2にしたものを日給ベースにして支払われます。

あまり多いケースではありませんが、健康保険にはこうした保障もあります。

埋葬料

被保険者が死亡した場合、埋葬者は埋葬料として5万円を請求できます。

被扶養者が死亡した場合は、被保険者が埋葬料として5万円を請求できます。

悲しい出来事ではありますが、もらえるものはもらった方が良いです。

こんな費用まで健康保険がカバーしているというのは知らなかった方が多いのではないでしょうか。

サラリーマンは最強

国民健康保険と健康保険の違い

健康保険のメリットとして、紹介してきましたが、自営業の方が加入する国民健康保険では補償されない手当もいくつかあります。

違いを下表にまとめてみます。

国民健康保険 健康保険
高額療養費の現物支給
出産育児一時金
出産手当金 ×
傷病手当金 ×
埋葬料

健康保険だけが得られるメリット、つまりサラリーマンだから受けられる保障があるという事実は知っておいた方が良いです。

搾取されがちなサラリーマンでも、良いこともあるということです。

副業のすすめ

以上のように、サラリーマンならではのメリットもあります。

一概に、月収30万円と言っても、自営業とは万が一の際の保障が違うので、そういった点では守られているというのが特徴です。

もし、現在サラリーマンの方は独立されるよりも副業で新しい収入源を作ることに注力された方が、リスクとリターンを考えると効率的だと思います。

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