IPO初値売りで儲かる銘柄5つの特徴!プライマリー投資のやり方

IPO株の初値売りが儲かるというのは聞いたことありますか?

この手法はIPOプライマリー投資と呼ばれ勝率の高い手法として人気がありますが、それでも2~3割ぐらいの銘柄では損をすることもあります。

でも、実は初値が公開価格を上回る銘柄には特徴があって、5つの特徴さえ押さえておけばほぼ必勝のやり方と言えるので、今回はそんなIPO投資の魅力を紹介していきます。

10秒で分かる本日の概要
  1. IPOは企業の思惑もあって、株をゲットできた投資家が儲かる仕組みになっている
  2. 特に、初値が公開価格を上回りやすいのは、VC、SOリスクが低く、資金吸収が少ない銘柄
  3. IPOは当選するのが一番難しいので、可能な限り多くの証券会社で応募するのが重要

IPO投資とは

IPO(新規公開株)とは

我々投資家は、証券会社を介して普通に株を売買していますが、実は大半の株式会社の株は非公開なので、一般的に流通していません。

我々が買える株というのは、東京証券取引所などの証券取引所に上場、つまり株式を公開しているしている会社ということになります。

このように、誰でも株式を買えるように取引所に株式を公開することをIPOと呼びます。

IPOは企業にとって、新たな資金調達の手段となり、副産物として知名度や信用度の向上に繋がるといったメリットがあります。

IPOには儲かる仕組みがある

IPOは投資家にとってもメリットがあります。

抽選等になってしまいますが、公開される株式を事前に購入するチャンスがあります。

この価格を公開価格と言いますが、一般的に上場後の初値はこの公開価格を上回ります。

つまり、事前にIPO株を買えれば、儲けられる可能性が高いです。

公開価格の決め方は後述しますが、株式を上場する企業としても高値を付けて買い手がつかなかったり、すぐに値下がりして市場に悪い印象を与えるのは避けたいわけです。

なので、この公開価格は業界水準よりも割安感がある価格設定をされることが多いです。

たまに、初値が公開価格を下回る公募割れを起こすこともありますが、そういった銘柄にはそれなりの理由があるので、後ほど詳しく説明しますが、その銘柄を避ければIPOは必勝というわけです。

IPOの流れ

実際に、IPO投資するにあたって流れは知っておいた方が良いので、説明していきます。

内容 詳細
IPO承認 まずは証券取引所の上場基準に則り審査が行われます。そこで、上場承認を得られたら一般公開されます。これがIPOのスタートです
仮条件価格の決定 上場する企業は証券会社にIPO業務を委託します。委託された証券会社は、類似企業の比較や直近の需要等を考慮して、大まかな公開価格のレンジ(仮条件価格)を決めます
ブックビルディング 一般の投資家に対して、仮条件価格を提示して、買いたい価格と株数を公募します。投資家から見れば、これが最初の応募となります
公開価格の決定 ブックビルディングの結果に基づいて、公開価格が決定されます。公募の結果、株式が割り振られる投資家も明らかとなります
IPO当選者による買い付け IPO当選者は買付の意思確認が行われます。仮に当選したとしても、このタイミング買付を辞退することは可能で、その場合は他の投資家が補欠当選します
新規株式上場 このような流れを経て、新規株式上場の日を迎えます

どのIPO株でもこの流れで進んでいきます。

我々投資家としては、ブックビルディングがIPO株を買うための応募タイミングなので、こまめにチェックしてチャンスを逃さないようにしたいところです。

プライマリー投資とセカンダリー投資

IPOに絡んだ投資法には、プライマリー投資とセカンダリー投資と呼ばれるものがあります。

公開価格で買い初値で売るのがプライマリー投資で、それ以降の投資は期間に関わらずセカンダリー投資と呼ばれています。

ネーミングのままなので、これらの区別は難しくないと思います。

今回はプライマリー投資について説明していきますが、セカンダリー投資もIPO株の規則的な価格変動を狙った人気のある投資法なので魅力があります。

初値の決まり方

IPOプライマリー投資において初値がどうやって決まるのかが重要です。

通常、IPO株というのは人気があるので、上場当日の買い注文は事前に株を買えた人の売り注文を大きく上回る傾向があります。

こうなると、公開価格から特別気配となり、10分間隔で5%ずつ切り上げられていき、需給が一致するまで続いていきます。

売り注文の方が多かった場合は特別売り気配となりますが、この場合は値幅、時間間隔は通常の取引と同じように実施されます。

また、上下限が設定されており、上限は公開価格の2.3倍、下限は0.75倍となっており、価格が決まらなかった場合は、翌日に持ち越されることになります。

IPO初値売りで儲かる銘柄5つの特徴

VCとSOのリスクが低い

これは、IPO投資家が一番気にしているポイントと言っても過言ではないです。

IPOする企業では、スタートアップの頃に投資していたベンチャーキャピタル(VC)が大量に株式を保有していることがあります。

また、最近の企業だと給与の代わりに従業員や役員に大量のストックオプション(SO)を付与していることも少なくありません。

VCやSOは、どちらも安い値段で買った株式なので早く売却して利益を確定したいという思惑があり、大きな売り圧力になると警戒されます。

VCについては、ロックアップと呼ばれる大株主に対する売買の制限を設けることが一般的なので、その内容などで判断すると良いです。

例えば、半年ぐらいのロックアップ期間が設定されていれば、安心して買いにいけます。

こうした情報は上場前にきちんと公開されているので、必ずチェックするようにして下さい。

公募株比率が高い

IPOで公開される株式には2種類あり、公募株と売出株と区別されます。

公募株とは、IPOによって新規に公開される株式のことで、企業にとっては純粋な資金調達になるので、企業成長の原資になると考えることもできます。

売出株とは、経営者などが保有している株式を売却するものなので、このお金は会社の関係者が儲けるためだけのものとなります。

つまり、公開株式の中で公募株の比率が高いほど人気になりやすいです。

経営者などの利害関係者が自社株を売ることで先行きに不安が出るし、資金調達額も少ないので成長期待も薄れるので、誰も投資したがらないということです。

上場市場がマザーズかジャスダック

成長性が高く、これから伸びる会社はマザーズやジャスダックに上場するというのが、市場の中では常識となっています。

東証一部では資金吸収額も大きく需要が伸びにくく、成長性も低いので、高値が付きにくいです。

東証二部や地方市場は、マイナー企業や老舗企業というイメージが定着してしまうため、これまた良い価格が付きにくいと言われています。

上場市場がどこかというのは簡単に見れるポイントなので、チェックすると良いです。

時価総額が低い

上場先の話と少し重複しますが、時価総額が低い方が資金吸収額は低くなり、供給よりも需要の方が大きくなりやすいです。

単純に、時価総額数千億円の会社の株価を上げるには数百億規模の資金が必要ですが、時価総額100億円以下の会社ならば、数十億あれば大きく値上がりするわけです。

目安としては、最大でも時価総額200億円で、100億円以下だと嬉しい感じです。

上場まで増収増益を続けている

最後に当たり前の話ですが、業績の状況をチェックして下さい。

ここは一般的な企業と同じで、上場までの数年間の業績が増収増益を続けているような企業は素直に人気化しやすくなります。

特に、上場10年以内で急成長しているような企業や事業内容に目新しさがある企業などは人気化しやすくなります。

なので、業績内容を中心に、企業の沿革や事業内容なども考慮して投資家好みかどうか、通常の企業分析と同じ目線でチェックすれば良いです。

プライマリー投資のやり方

プライマリー投資は当選するのが難しい

ここまでで、一通りIPOプライマリー投資で儲ける方法は説明してきましたが、この手法の最大の難関はIPOに当選することです。

正直、銘柄の見極め方を良く知らなくても8割ぐらいの銘柄では儲かるので、言い換えれば誰がやっても儲かる投資なわけで、結構人気があります。

上述してきた人気化しそうな銘柄と言うのは、買いたい人が多くなるので、まず当選するのが非常に難しいということです。

逆に、当選さえできてしまえば、サルでも儲けられる手法と言うこともできます。

確率が高いのは全ての証券会社で応募すること

では、どうやったら当選できるかという話です。

裏技とか無くて根性論っぽくなって申し訳ないのですが、当選確率を上げるには全ての証券会社に応募するしかありません。

一応証券会社ごとに特徴をまとめておきますが、全ての証券会社で応募するのが一番良いです。

証券会社 抽選補法 特徴
野村証券 抽選 10%
その他 90%
抽選は10%と少なく見えますが、主幹事であることが多いので当選確率は高い。また当選するまで入金が必要無いのもメリット
大和証券 抽選 25%
その他 75%
大手3社では断トツの当選確率。主幹事になることも多いので、IPO投資家にとっては必須証券会社
SMBC日興証券 抽選 10%
店頭 90%
抽選10%と少ないですが、大手3社の中でも主幹事件数はトップを走っており、押さえておきたい証券会社
みずほ証券 抽選 10%
店頭 90%
大手3社を押さえて主幹事件数はトップ。当選確率は低いものの、押さえておきたい証券会社
SBI証券 完全抽選 70%
IPOチャレンジ 30%
ネット証券の中では主幹事件数は断トツで取り扱い件数もトップ。実質100%平等に分配されるので、当選確率はかなり高い
岡三オンライン証券 完全抽選 70% IPOに力を入れている証券会社で、当選するまで入金が必要なく資金拘束もされないので、押さえておきたい
マネックス証券 100%平等抽選 IPOに力を入れている証券会社で、100%平等抽選なので押さえておきたい証券会社
松井証券
完全抽選 70% 取扱い件数は少ないものの、当選するまで入金が必要なく資金拘束もされないので、押さえておきたい
カブドットコム証券 100%平等抽選 取扱い件数は少ないものの、100%平等抽選なので押さえておきたい証券会社
ライブスター証券
100%平等抽選 取扱い件数は少ないものの、当選するまで入金が必要なく資金拘束もされないので、押さえておきたい

たくさんあるな~という印象を持たれた方も多いと思いますが、IPO投資は通常の株投資とは異なり数を打つところに手間をかける投資なので、仕方がないと思ってください。

特に、野村証券岡三オンライン証券松井証券ライブスター証券は、当選が確定するまで資金入金の必要がないので、とりあえず口座を持っていつでも応募できるようにして下さい。

上記の4社に関しては資金拘束されるデメリットが無いので、IPO狙いでこの4社の口座を持っていない理由はありません。

それ以外だと応募時点で資金が拘束されてしまうので、当選確率が比較的高いSBI証券マネックス証券大和証券を優先するのが良いです。

当然、応募する会社が増えるだけ当選確率が上がるので、資金に余裕があれば上記で紹介している他の証券会社でも応募するのが良いと思います。