お金を借りることは悪いことではない|良い借金と悪い借金

車や家を買うときには借金する人は多い一方で、カード破産など人生を棒に振っている人も少なくなく、総じてお金を借りる行為は悪いことだと考えている人は多いと思います。

でも、世の中には良い借金というものも確実に存在しています。良い借金と悪い借金を見極めて、人生を狂わさないようにしたいものです。

10秒で分かる本日の概要
  1. お金を借りることは悪いことではない!
  2. お金を借りて得た資産からのリターンが借金の利息を上回っていれば、それは良い借金
  3. 良い借金とは人生のアクセルを踏み込むツール

お金を借りることは悪いことではない

家を買うための借金は悪い借金

一般的にお金を借りる時というのは、車や家など人生における大きな買い物をするのに手元資金では足りないからだと思います。

家を買う人は多いと思いますが、数千万円ものキャッシュを持っている人なんてほとんどいないわけです。なので、人々はお金を借りるしかありません。

ただ、これは悪い借金の代表例なので気を付けて下さい。

もともと、高度経済成長期の時代には、急激なインフレに合わせて土地の価格も上がり続けるという土地神話がありました。

数字は正確ではありませんが、100万円で買った土地が5年後に200万円となるわけです。

だから、お金を借りてもそれ以上に自分の資産が増えるので、みんな幸せになれます。

しかし、今の時代は土地の値段は下がり続け、住宅価格は買った瞬間に価値が下落します。

つまり、借りたお金に対して自分の資産は目減りするので、その不足分を労働による給料等で賄わなければならなくなります。

現代においては、家を買うための借金で幸せになれる人はほぼ皆無なわけです。

買いたいものは資産か負債か

「金持ち父さん貧乏父さん」というお金の哲学に書かれた有名な本では、金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買うと表現しています。

ここで言う資産とはお金を生み出すもの、負債とはお金を消費するものだそうです。

つまり、先ほど上述した家を買うというのは資産価値が目減りしていくので負債ということになります。資産になるのは、株式とかはそれがお金を生み出すものです。

借金で買うべきものも基本は同じ考え方です。

シンプルに、資産になるものでなければ、借金して買ってはいけないということです。

負債は嗜好品であって、自分の満足感をお金で買っているだけなので、趣味にお金をつぎ込んでいる人と大差ないわけです。

資産はお金を生み出す

上述した「資産はお金を生み出す」という話をもう少し掘り下げていきます。

資産の代表格ともいえる株式投資で話をすると、これは会社の事業にお金を出資する行為です。その事業で得た利益の一部を配当という形で受け取れることを期待して出資します。

100万円で株を買えば、毎年3万円とかリターンを得ることができます。これが資産がお金を生み出すということです。

ここで言っている資産とは、それ自体が更なる価値を作り出してくれるもので、そういったものを買い集めていけば自動的に我々の生活は安定していきます。

上述した話と重複しますが、昔は土地の価格は右肩上がりだったので資産だったわけです。

住宅価格も下がりにくかったので、家を買うという選択は資産でしたが、今は違うということです。

お金がお金を生む仕組みを理解すべし

モノの価値が下がっていくデフレ国家の日本ではあまりなじみが無いのですが、本来お金というのは増えていくのがあるべき姿だと考えられています。

実際に、バブル崩壊までの日本では銀行の金利が5%ぐらい付いていたわけです。

現在でもアメリカやイギリスなどの先進国では1~2%、新興国でも3%程度の金利が付くのが一般的です。国によっては10%を超えるような国もあります。

つまり、本来お金というのは放っておいても増えていくものなわけです。

当然、銀行預金よりももっと効率的にお金を増やしていくこともできます。それが、株や投資信託、FXなどと呼ばれる金融投資です。

一定のリスクは伴いますが、それでも正しく運用できればお金が増えるスピードは銀行預金よりも加速していきます。

お金がお金を生む仕組みが理解できれば、世の中の難易度は一気に下がると思います。

良い借金と悪い借金

返済計画の有無は関係ない

一般的に、良い借金って何ですかと聞くと、返済計画をしっかり持っていて・・とかなるわけですが、ここまで読んで戴ければ返済計画とかは関係ないということがなんとなく分かると思います。

返済計画というのは、そもそも負債を買って目減りしてしまう分を補てんするお金が必要になるからそれをどこから持ってくるかという話なわけです。

資産を買っていれば、借金に対して不足金額は発生しないはずなので、返そうと思えばいつでも全額完済できてしまうわけです。

なので、返済計画自体を考えるが必要ない借金が良い借金なのです。

企業も個人も本質は同じ

企業の借金で新しい事業に投資するための借金と言えば、しっくりくる方も多いと思います。

しかし、個人だと借金から新たな利益を生み出すという感覚は消え去ってしまいます。

企業も個人も本質は同じだと考えていて、良い借金というのはそこから利益を生み出せるかどうかで決まります。

企業でも次の借金を返すための借金だったり、借りたお金が銀行口座で眠っていたり、新しいオフィスビルに移転したり等々、利益に繋がらないことにお金を使ってしまうことがあります。

企業がやると、残念な会社だと思うのに、なんで個人がやるのは普通なのでしょうか。

個人だって、借りたお金は有意義に使えなければダメなわけです。

良い借金はリターンが借金の利息を上回る

もう少し具体的に良い借金の話をすると、お金を借りて得た資産からのリターンが借金の利息を上回っていれば良い借金だと言えます。

例えば、年利5%ぐらいでお金を借りてきて、年利10%を超える資産運用ができれば、差し引きで借金×5%が利益になるわけです。

お金を借りたにも関わらず、最終的にお金が増えているというわけです。

資産運用に興味が無い方は借金の利息以上に稼ぐなんてできっこないと思うかもしれませんが、世の中には10%以上にリターンを得る手法がいくつも存在しています。

多少のリスクはあるので、いくつかに分散して投資することが重要ですが、いずれにせよ手法はあります。

借金とは人生のアクセル踏む行為

ここまで読んで戴ければ、借金に対するマイナスイメージはだいぶ薄まってきたのではないでしょうか。要は借金の利息以上に稼げれば良いわけです。

逆に、それができれば借金というのは、自分の本来以上の資金を与えてくれることになります。

利回り10%の運用方法を知っていても、100万円しか持っていなければ10万円のリターンになります。そこで、1000万円借りてくれば、100万円のリターンを得られるわけです。

もちろん、利息の支払いなどはありますが、手元に残るお金も相当な金額になります。

つまり、借金とは人生のアクセルを踏み込む行為なのです。

1000万円なんて簡単に借りれないだろうし、借金をどんどんした方が良いと主張しているわけではありませんが、そこでチャンスに恵まれるかは分からないので、そういった視点を持っておくと、チャンスを活かすことができかもしれません。