長期投資の失敗しないやり方|長期投資のメリット、デメリット

長期投資というと短期投資に比べて安定するとかポジティブなイメージを持つ方もいると思います。

実際にその通りなところもあり、そうではないところもあります。

今回は長期投資で失敗する人が多い理由を踏まえつつ、長期投資のやり方を説明していきます。

10秒で分かる本日の概要
  1. メリットは目先の価格変動に惑わされない点、デメリットは失敗時に時間やコストのロスが大きい点
  2. 初心者が失敗する原因は、勝率を上げる努力が足りないから
  3. 長期投資で勝つコツは、シナリオを決めて米国株に投資

長期投資のメリット、デメリット

長期投資と短期投資

長期投資と短期投資どっちが良いのかというのは良く話題に挙がるテーマではあるものの、一長一短なのでどちらが良いと言えるものではありません。

ただ、主に株式や投資信託では、長期投資が安定的に資産形成するのに良いと一般的に言われます。

これは、企業や経済というのは基本的には成長していくもので、悪いときもありますが、総じて企業価値とは上昇していくものだから、長期投資しておけば暴落しても、しばらくすると戻して値上がりしていくという考え方があるからです。

我々の生活は、過去よりも便利に豊かになってきていると思います。

私も長期投資は魅力的な投資法だと思います。ただ、実際には長期投資を実践して儲けている人が多いかと言えば、そんなこともないのが実情です。

短期でもそうですが、長期投資にはメリットとデメリットがあって、そこをしっかりと理解した上で、投資に臨むことが大切なのではないかと思います。

長期投資のメリットとデメリット

上述した話と重複する部分もありますが、長期投資のメリットは以下となります。

長期投資のメリット
  • 期間の分散により、価格変動による影響を低減できる
  • 売買する頻度が少ないため、手数料が少なくて済む
  • 利益確定しない限り、税金を繰り延べできるので資金効率を高められる
  • 買ったら寝て待つだけなので、初心者でも比較的簡単に実践可能

サクッとメリットをまとめてみましたが、実際にはそんな甘い話ではなく、銘柄を見極める分析力や暴落時も耐えきる強い精神力などが求められる非常に難しい投資です。

そこらへんに対して、どういうやり方をすれば良いのかは後述していきます。

次に、デメリットは以下となります。

長期投資のデメリット
  • 結果が出るまでに長い時間かかる
  • 失敗した場合、損益の大きさや浪費した時間を考慮するとロスが大きい
  • 長期になるほど値動きを予想するのが難しくなる

長期投資のデメリットはザックリ言うと時間に起因するものが多いです。

当たり前の話ですが、我々人間に与えられた時間有限なので、長期投資でミスってしまうと取り返しがつかないダメージを負うことになるかもしれません。

なぜ長期投資に失敗する人が多いのか?

初心者でも始めやすいという嘘

初心者でも簡単に実践できるというのは、半分本当で、半分ウソです。

というのも、それなりに経験を積んだ投資家でも未来の株価を予想することは非常に難しいので、値上がり銘柄をゲットできるかは運次第な部分が大きいのです。

しかし、初心者と儲かっている人の明らかな違いは勝率にあります。

要するに、上がる見込みのない銘柄、過熱感がある銘柄や、傾斜産業に属する銘柄などパフォーマンスが悪そうな銘柄には手を出さないことで、勝率を上げています。

初心者だと、銘柄の良し悪しなんて分からないので、上がる可能性が低い銘柄に手を出してしまうケースもあり、これが失敗してしまう要因となってしまうわけです。

資金管理が理解できていない

失敗する最大の要因ともいえるのが、資金管理ができていないことによるものです。

しばらく持っておこうと固い決意をしたとして、100万円投資して50万円含み益があったとします。

たいていの方は、毎日含み益をチェックしてにやにやしている。しかし、ある時強烈な暴落が始まり含み益が10万円まで減ってしまったら、焦って手放してしまう方も多いのではないでしょうか。

全財産の100万円を投入していれば、ほぼ間違いなく普通の精神状態を維持することができません。一方で、1000万円持っている人の100万円だとすれば、少し気持ちがラクになると思います。

相場の値動きに対して、精神を保てる資金量で投資するというのが非常に重要です。

タイミングが悪い、期間の分散投資ができていない

結局、暴落したところで買えれば絶対に勝つことができるわけです。

しかし、下げトレンドがどこまで続くかなんて、予測するのは非常に難しいです。

失敗する人の多くは高値のところで大きなポジションを持ってしまい、その後値下がりしたら含み損が大きくなって耐え切れず損切りというパターンが多いと思います。

結局、期間で見た時に資金量を分散させることができていないわけです。

儲かっている人はチャンスがきたら、小さなポジションを持ち、さらにそのトレンドが続いたら、ポジションを増やしていくという感じでやる方が多いと思います。

高値付近から積立始めたり、最初のポジションを大きくすれば、失敗する可能性も高まります。

長期投資であっても、タイミングは重要です。

長期投資のやり方

キャピタルゲイン狙いかインカムゲイン狙いか

長期投資のやり方をまとめていきますが、まずはキャピタルゲイン狙いかインカムゲイン狙いなのかは明確にしておいて下さい。

もちろん、両方狙いにいくということでも良いと思います。

インフラ系の大型で配当がそれなりにあるような銘柄でキャピタルゲインを期待するのは間違っているし、小型割安株でインカムゲインを狙うことも間違っているわけです。

ザックリ、以下のような感じで銘柄を探してみると良いと思います。

  • キャピタルゲイン狙い:小型成長株、テーマ株
  • インカムゲイン狙い:大型安定株、連続増配株

銘柄をみてから決めるでも良いですが、先にキャピタルゲインかインカムゲインかを決めてから銘柄を探すとスクリーニングするのも効率的になると思います。

シナリオを決める

上述した話の延長線上にありますが、長期投資で最も重要なことはシナリオを決めるということです。要するに、何に期待して投資するのか明確にします。

未来の値動きを予想するのは難しいのですが、これから半導体の需要が伸びてくるとか、インバウンドで内需が拡大していくとか、ザックリした予想ならたてることができると思います。

そこに関連する企業の業績がどれくらい伸びそうかを予想するわけです。

こうした予想ならきちんと調べれば、ある程度のメド付けはできるので、長期投資の際はこうした未来予想でシナリオを描いておくことが大切です。

そして、このシナリオが続いている間は投資をし続けて、もしシナリオが変わってくるようだったら、すぐに決済するということをすれば、ポジションをクローズするタイミングも迷わなくて済むので、一石二鳥とも言えます。

長期投資に向いている市場

実は、日本市場は長期投資には向いていないと言われています。最近では、長期投資するなら米国株一択という状況になっていることは知っておいて下さい。

世界最大の経済大国であり、国際社会での発言力、グローバル言語の英語、などを背景に世界各地に進出して安定成長を続けています。

それに伴い株価指数も右肩上がりで過去最高を更新し続けています。(日本の株価指数日経平均はいまだにバブルで付けた最高値の半分ぐらいしか戻っていません)

唯一の対抗馬として注目されていた中国も、米国トランプ政権が叩き始めて経済は失速気味になっており、アメリカの一人勝ちという時代はまだしばらく続きそうです。