ロスカットルールのFX業者比較|ロスカットのメリット、リスク

ロスカットルールをFX業者比較していきます!

気にしている方はそんなに多くないかもしれませんが、価格変動リスクを回避するトレード手法だとロスカットルールの違いは資金効率に大きな影響を与えるところです。

10秒で分かる本日の概要
  1. ロスカットは、FXで自己資金以上の負債を負わないためのセーフティーライン
  2. 一方で、ロスカットラインが高いと資金効率が悪くなるデメリットもある
  3. 特に、ロスカットされないことが重要な投資法では、ロスカットラインが低い業者を使うのも重要

FXロスカットルールとは|メリットとリスク

ロスカットとは

FX業者が投資家保護のために導入している仕組みで、必要証拠金に対して、含み損が膨らみ口座資金が一定の水準を下回ると利用者の意志に関係なくポジションが強制決済されることを言います。

必要証拠金は、為替変動に応じて法律の範囲内でFX業者で自由に決められます。

一般的には、法律(金融商品取引業等に関する内閣府令)で、必要証拠金は4%以上を確保することを業者に義務付けられているので、4%で設定している業者が多いです。たまに、6%とかの業者もいます。

この必要証拠金に対する口座資金(含み損益込み)の水準を証拠金維持率と呼びます。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率(%)=(口座残高+含み損益+スワップ損益)÷必要証拠金×100

FX業者は証拠金維持率をロスカットルール適用の判定基準としています。

<10万円口座に入金して、1ドル=100円のレートで1万通貨買った場合>

  • 必要証拠金は4万円だと仮定すると、この時点の証拠金維持率は10万÷4万=250%
  • その後レートが95円になると、含み損5円×1万通貨=5万円発生(スワップ益+500円と仮定)
  • 口座の時価評価は、10万円ー5万円+500円=5万500円
  • よって、証拠金維持率は5万500円÷4万=126.25%

ロスカットルールが維持率100%以下となっていれば、ちょっとした価格変動でロスカットされる可能性があると解釈することができるわけです。

ロスカットルールのメリット

一見すると、ロスカットルールというのは悪いように見えてしまいますが、実際にはそんなことはありません。本来、ロスカットというのは投資家保護のために作られている仕組みです。

FXは差金取引と呼ばれる差額決済をすることで、自己資金以上の金額を取引することができる画期的な取引です。自己資金と取引額の倍率のことをレバレッジと呼びます。

例えば、100万円の資金で、500万円の取引をすれば、レバレッジ5倍と表現されます。

<10万円口座に入金して、1ドル=100円のレートで1万通貨買った場合(※スワップは考慮しない)>

  • レバレッジは、100万円÷10万円=10倍
  • その後レートが90円になると、含み損10円×1万通貨=10万円の損失
  • 仮に、レートが急変動して80円になると、含み損20円×1万通貨=20万円の損失
  • 口座の時価評価は、口座資金10万円ー含み損20万円=-10万円の借金

レートが90円の時に損切りされる分には問題ありませんが、土日などの休みを挟むと値が飛ぶので、急にレートが80円付ける可能性もゼロではないわけです。

ロスカットが無い場合、この価格変動がわずかであっても、自分の資金以上に損失を出すリスクが高まってしまいます。

ロスカットという仕組みがあることによって、その価格変動に対する値幅の余裕が生まれるので、我々投資家が負債を抱えてしまうリスクから守ってくれていると考えることもできます。

ロスカットルールのデメリット(リスク)

メリットは違う見方をするとデメリットになってしまうのですが、すぐにロスカットされてしまうと資金効率は悪くなってしまうというリスクを持っています。

特に、当サイトで推奨しているようなリスクが低い投資法(後述する内容を参照)を実践する場合は、ロスカットルールが厳しいほど利回りの面で不利になってしまいます。

一方で、メリットで見てきた通り、通常のトレードをするならば、ロスカットルールは厳しめに設定されていた方が最悪のリスクにも備えられるので良いことだと思います。

なので、ロスカットルールについて考える上では、どういった投資法を実践するのかという点も踏まえておく必要があります。

ロスカットルールのFX業者比較

FX業者比較

実際に、FX業者ごとにロスカットルールがどう違うのかまとめました。

FX業者 ロスカットルール
SBI証券 FX 維持率30%以下
SBI FXトレード 維持率50%以下
DMM FX 維持率50%以下
GMOクリック証券【くりっく365】 維持率50%以下
GMOクリック証券【FXネオ】 維持率50%以下
楽天証券 FX 維持率50%以下
YJFX! 維持率50%以下
IG証券 維持率75%以下
サクソバンク 維持率75%以下
FXプライム by GMO 維持率80%以下
みんなのFX 維持率100%以下
JFX 維持率100%以下
セントラル短資FX 維持率100%以下
ヒロセ通商 維持率100%以下
外為どっとコム 維持率100%以下
サクソバンク証券 維持率100%以下

ロスカット(証拠金)シミュレーション

Fどこでロスカットになっていまうのか事前に調べることができるシミュレーションを用意している親切なFX業者があります。

シミュレーションを用いることでトレード前にロスカットラインを把握しておくことがリスク管理の上では大切です。

DMM FX証拠金シミュレーション

みんなのFX証拠金シミュレーション

GMOクリック証券【FXネオ】ロスカットシミュレーション

もちろん、自分で計算することもできますが、シミュレーションを使った方がラクチンですね。

ロスカットされにくい投資手法

なぜロスカットルールを知る必要があるのか

上述した通り、ロスカットラインは低いほど資金効率が良くなります。

通常のトレードであれば、価格変動リスクの影響を受けるので、ロスカットラインを高めにおいて早めに損切りするのも一つの作戦と言えます。一方で、今回紹介する方法は、ロスカットは絶対に避けなければいけません。

なので、ロスカットに掛からないように資金量を調節することが必要となります。

これは見方を変えると、ロスカットラインが低いほど、その分レバレッジもかけやすくなるので、資金効率が良くなるということも言えます。

ロスカットされにくい投資手法

最後に、具体的にどんな手法があるのか紹介しておきます。

これは、両建てすることで価格変動リスクを回避しつつ、業者間のスワップ差を利用してスワップポイントの差額を受け取るという手法です。

こちらは、ユーロとズロチの価格変動の相関性を狙った投資法です。価格変動リスクを低減しつつ、スワップ益、売買益の両方ともを狙っていく手法です。