損切り貧乏を克服する2つの方法!損切りは使いこなせば味方となる

相場で負けている人の特徴の一つに、損切り貧乏と呼ばれる損切りをし過ぎて小さな損が積み重なり負けるというパターンがあります。

損切りは正しいタイミングで、自分の感情に対して冷酷に処理していかなければいけません。

今回は、損切り貧乏を克服して、むしろ損切りを使いこなす方法について説明していきます。

10秒で分かる本日の概要
  1. 損切り貧乏は、損切りというリスク管理ができているということなので自信を無くす必要はない
  2. 損切り貧乏克服には、エントリー回数を減らして、損切りルールを明確化することが重要
  3. 損切りの目安は、ポジションの8%、全資金の2%が妥当な水準

損切り貧乏の原因とは

損切り貧乏とは

損切り貧乏とは、損切りで小さい損失を積み重ねてしまう投資の負けパターンのことを言います。

ただし、勘違いしないでもらいたいのは、損切り自体は物凄く重要なことです。

なので、損切り貧乏の方は勝ちトレーダーになり得る可能性がある人達と言えます。

損切りができない人、重要性が分かっていない人は、損切り貧乏以前の話になってしまいます。

例えば、100万円投資した場合に1週間後90万円になってしまったとして、そこで10万円損切りするというのは、初心者のうちはなかなか難しい決断だと思います。

まだ上がるかもしれないと希望を捨てることができないのです。

もちろん、それで株価が戻るときもありますが、1回の暴落で再起不能になるほどの損失を出してしまう方も実在しており、一般的には損切りはリスク管理として必須と言われています。

ここらへんの話は、人間の性質としてプロスペクト理論(損失回避の性質)で説明できる話です。

損切り貧乏だとしても、投資の基本となるリスク管理が身についているという点では、ぜひ自信を持って戴ければと思います。

損切り貧乏の原因であるポジポジ病

ポジポジ病とは、やたらめったらにトレードしたがる病気です。

依存症という意味では本当に病気の要素を持っていて、トレードしているとポジションを持っていないと落ち着かなくなるという状態です。

私自身、過去にポジポジ病を患っていたので、気持ちが分かります。

でも、このポジポジ病を患っていると、どうしても無駄なトレードが増えてしまうので、損切りが増えていくのは必然なのです。

これに対して、投資で重要なことは自分が勝てそうなタイミングまでどれだけ引き付けられるかにかかっていると言っても過言ではありません。

引き付けすぎてチャンスを逃してしまうことも少なくありませんが、結局エントリータイミングが増えて損切り貧乏になってしまうよりはその方が良いことなのです。

損切り貧乏を克服する2つの方法

エントリーするタイミングを絞り込む

これは言い換えると、ポジポジ病を克服しようということです。

自分が勝ちやすいトレードだけエントリーすれば、損切りする回数も減っていきます。

おすすめの方法は、ポジションを持つ前に「なぜポジションを持つのか、どこまでいったら利確するのか」を自分に問いかけてみて下さい。

この質問に明確な答えがないときはエントリーしなければ、エントリー回数は激減するはずです。

この質問に明確な答えがある状態でエントリーしているのに損が続くならば、それは分析方法や手法に問題がある可能性があるので、自分のやり方をもう一度見直してみて下さい。

損切りのルールを明確にする

ポジポジ病を克服しても損切り貧乏になっている場合、損切りが早すぎることが原因です。

これの対策として、損切りするときのルールを明確にして、それをどんな時でも忠実に守るというのが克服方法です。

具体的な目安については後述していきますが、重要なことは、一度ルールを決めたらトレード中には絶対に変えないということです。

こうすることで、結果が出ない要因としてルールが悪さを検証することができるので、ルールを考えたり、見直したりできます。

ただし、それはポジションを持っていないニュートラルな状態で取り組んでみて下さい。

繰り返しますが、損切りという行為に問題があるのではなく、使い方を知らないことが問題であるということを認識してください。

損切り貧乏の克服とは、言い換えると上手く損切りを使うことなのです。

損切りを使いこなす方法!損切りタイミングと資金管理

そもそも損切りは必要なのか

そもそも損切りが必要なのかという話ですが、損切りをしないと暴落時に大きな損をするリスクを負うことになるのは上述した通りです。

実際に、過去にどれぐらいの暴落があったのかをご覧下さい。

時期 NYダウの暴落率
ウォール街大暴落 1929年10月~32年頃 約87%
ブラックマンデー 1987年10月~11月 約36%
ITバブル崩壊 2000年3月~03年頃 約35%
リーマンショック 2008年9月~09年頃 約40%

NYダウという指数で、この暴落っぷりなので、個別銘柄ではさらにとんでもない暴落率になっている銘柄がゴロゴロしています。

こんな暴落をしたときに、損切りせずにただ見ているだけだったら、資産が半分になるぐらいなら可愛いもので、10分の1になってしまうことも可能性としてあり得ます。

損切りは、このような相場の暴落で死なないためのライフラインなので、必要不可欠なものであるということは知っておいて下さい。

損切りのタイミング

まず損切りのタイミングというのは、短期トレードなのか、長期トレードなのかによって変わってきます。もう少し言えば、見ているチャートの時間足によって変わってきます。

日足をベースにした一般的な損切りの目安感としては、8%を目途にすると良いと言われています。

投資本などを読んでいると良く書かれていることですが、どんな投資手法であっても正しいポイントでエントリーしていれば、8%以上暴落することはほとんどあり得ないです。

もし、損切りラインに引っかかってしまうのであれば、損切りラインが問題なのではなく、その投資手法に問題がある可能性が高いです。

この損切りライン8%という数字は、より短期トレードになれば5%とか厳しくして、より長期トレードになれば15%とか緩くして設定する必要があります。

資金量から考える損切りの目安感

とは言っても、良く分からないと思うので、もう一つ指針を書いておきます。

それは、総資金額の2%を超える損失は許容しないことです。

これも良く投資本に書いてある話ですが、いまいちルールを作る理由が分からないかもしれません。

例えば、100万円投資して50万円の損失を出した場合、50%の損失となります。

この50万円を100万円に戻そうとすると100%の利益を出さなければいけません。

50%の損失に対して、100%の利益なんておかしな話ですが、現実としてこんな計算になるのです。

つまり、損失出してから、その残ったお金で戦うと非常に不利になるので、損した分のお金を補充できる程度の資金に余裕は持っておきましょうということです。

投資の世界では、理想としては4~5個ぐらいの投資対象に分散させると良いので、一つの投資対象で8%損失を出すと、全資金の2%ぐらいに相当する計算になります。

なので、資金量として再起可能なラインは総資金額の2%前後が目安となってくるわけです。

損切りに悩まされない投資法とは

そもそも価格変動リスクが無ければ損切りは必要ない

当たり前の話ですが、損切りというのは、値動きがあるから発生するものです。

もし、そういった価格変動リスクを回避できる投資法があるとすれば、特に初心者の方はそこから投資を始めてみて、色々経験してみるのが良いと思います。

もちろん、ベテランの方でも価格変動リスクを回避することで、リスクの低い資産運用をしてみるのは良いことです。

損切りというのは奥が深くて(私も理解しきれていないですが)、突き詰めていく自分の感情とどう向き合っていくかという話になります。

感情のコントロールは、非常にストレスもかかるし、トレーニングするのも時間がかかります。

だったら、そもそも損切りなんて考えなくて良い投資法を実践していけば良いだけです。

株式投資やFXはボタン一つでトレードできて簡単ですが、その実は物凄く複雑で難易度が高い投資です。

逆に、これから紹介する手法はボタン一つというわけにいかないので、少しめんどくさいと感じるかもしれませんが、低リスクで一定の収益を見込めるので結果的に効率が良い投資法となります。

株主優待クロス取引

現物買いと信用売りで両建てすることで、価格変動リスクを完全排除して、株主優待を手数料のみでゲットできる手法です。

株主優待のタダ取りなんて呼ばれ方もされています。

この手法では、買いと売りの両建てをしているので、配当権利落ちなどで株価が下落しても、価格変動による影響は全く受けることはありません。

ポジションを持っている期間は、私の場合2日~1.5週間ぐらいで、利回り1%~3%ぐらいの優待をゲットしています。

月利で1%~3%なので、年利ベースではものすごい利回りになります。(ただし、優待が少ない月もあるので毎月高いパフォーマンスは出ません)

株主優待クロス取引の詳しいやり方や注意点は下記をご覧下さい。

スワップポイントのサヤ取り

こちらは、FXでポジションを持つとスワップポイントという利息みたいなお金のやり取りが発生します。

このスワップポイントの金額が、FX業者によって異なっていることを利用した投資法です。

FXと言うと初心者の方だと不安に感じるかもしれませんが、上述したクロス取引と同じように買いと売りを同時に入れて価格変動リスクを排除しつつ、買いスワップと売りスワップの差額をゲットする投資法なので、ロボアドバイザーよりもはるかに低リスクです。

実際に、レバレッジ1倍で運用した場合の各通貨の利回りシミュレーションをご覧下さい。

通貨 買いスワップ(1万通貨) 売りスワップ(1万通貨) 利回り(年利換算)
ドル円(109.95円) +91円(SBI FXトレード) -69円(セントラル短資FX) 0.37%
ユーロ円(123.56円) -1円(DMM FX) +15円(みんなのFX) 0.21%
豪ドル円(76.97円) +45円(みんなのFX) -32円(DMM FX) 0.31%
NZドル円(72.53円) +41円(ライブスターFX) -25円(くりっく365) 0.40%
カナダドル円(81.94円) +50円(みんなのFX) -35円(DMM FX) 0.33%
スイスフラン円(108.65円) -10円(DMM FX) +30円(みんなのFX) 0.34%
南アフリカランド円(7.76円) +15円(LION FX -8円(セントラル短資FX) 1.65%
メキシコペソ円(5.75円) +15.5円(みんなのFX) -12.9円(くりっく365) 0.83%
トルコリラ円(18.28円) +110円(みんなのFX) -78円(GMO FXneo) 3.19%

比較すると、トルコリラ円が3.19%と断トツの利回りを誇っています。

初心者の方であればレバレッジ3倍程度で利回り10%弱、慣れてきたら少しレバレッジを上げて5倍ぐらいで15%以上の利回りを狙っていくこともできます。

こちらは1年中できるのでおすすめです。

やり方や注意点など詳しく解説しているので、良かったらご覧下さい。