世界三大利殖を知っていますか?プロがやっている投資法

世界三大利殖という言葉を知っているでしょうか?

資産運用と言っても様々な手法がありますが、その中でもとびきりの3つの手法が世界三大利殖と呼ばれています。

誰しもがお金を増やしたいと思っているはずなので、これら手法のことを知っておくのは良い機会になると思います。

10秒で分かる本日の概要
  1. 投資のプロは、様々な手法を駆使して、ローリスクで安定した利益を出す
  2. 特に、利回りの高い手法を世界三大利殖と呼び、サヤ取り/サヤすべり取り/オプションの売りが該当
  3. プロが使う手法と似たような考え方で、VIX投資、スワップサヤ取りなど個人も実践できる手法がある

世界三大利殖とは何ぞや?

世界三大利殖とは

利殖とは、資産運用によって、利息や利益を得てお金を増やしていくことを言います。

世界三大利殖とは、様々ある資産運用の中でも、リスクとリターンのバランスが良く効率的に利殖できる3つの投資手法を表す敬称となります。

具体的には、以下の3つの投資手法が、世界三大利殖と呼ばれています。詳しい説明はそれぞれに対して後述していきます。

世界三大利殖
  • サヤ取り
  • サヤすべり取り
  • オプションの売り

世界三大利殖は、ソースがはっきりせず昔から使われていた言葉ではないようですが、投資手法自体は機関投資家が昔から使っている手法です。

プロが安定的に資産を増やしていくために使う手法なので、我々個人でも活用することができれば、強力な投資手法になることは間違いありません。

注意点としては、天災や大不況など予期せぬ出来事が起きれば損することもあるので、必ず儲けられる手法では無いという点はご了承下さい。

サヤ取り

サヤ取りとは、複数の銘柄間で生じる理論上の乖離を取りにいく手法のことです。

アービトラージやペアトレードと言えば知っている方も多くなるかと思います。

例えば、相関性が認められる2つの銘柄AとBで、ある時Aが値上がりして、Bが横ばいになった結果、急に価格差が開いたとします。

このような場合に、価格乖離した瞬間にAを空売りして、Bを買っておけば、AとBの価格差がロックされることになります。

イベント等があって相関性が崩れたわけでなければ、どこかでこの価格差を埋めようとする力が働くため、価格の乖離は徐々になくなっていきます。

もし価格差が完全になくなれば、先ほど売買してロックしたAとBの価格差分が儲けとなるわけです。

サヤすべり取り

サヤすべり取りとは、先物価格が時間によって価格を下げる現象を利用した手法のことです。

これは先物がもともと現物のヘッジであることが要因です。

例えば、日本で代表的な先物と言えば米相場ですが、期先の価格は将来の価格であるため、天候不良などのリスクを考慮したヘッジの対象として実需の層から買われていきます。

結果期先の方が期近より価格が高くなる傾向になるわけです。

こうした現象を利用して期先を売っておき、時間経過したら高値で買い戻すというのがサヤすべり取りの一般的な手法です。

もちろん、天災などによっては損になってしまうこともあります。

オプションの売り

投資の世界でオプションというのは権利のことです。

例えば、A銘柄を300円で買う権利、逆にA銘柄を500円で売る権利などが挙げられます。

これは何の意味があるかというと、500円で買ったA銘柄を500円で売る権利を持っているとすれば、700円に値上がりすれば200円の値幅が利益になるし、もし値下がりして300円になっても500円で売る権利を行使すれば損失を避けることができます。

つまり、オプションを持っていることで損失を限定することができるというわけです。

当然こんなものがタダだったらみんな欲しいわけでプレミアムと呼ばれる費用が必要になります。

少しややこしい話ですが、このオプションを売るというのは、逆に損失のリスクを肩代わりする代わりにプレミアムを受け取るという取引になります。

良く例えられるオプションのイメージは、保険を売っているような感じです。

損失のリスクと言ってもよっぽど逆に動かない限り損しないようにプレミアムが設定されているので、三大利殖の一つに数えられています。

実際には、オプションの売りを単独でやるのはかなり危険な取引なので、おすすめはしません。

プロがやっている投資法

サヤ取り

最も有名なサヤ取りは、日経平均とTOPIXのNT倍率を利用した手法です。

また、最近だとユーロとポーランドズロチのサヤ取りは一般の投資家にも広く知られて人気が出ている手法と言えます。

そうした中でもおすすめなのはスワップポイントのサヤ取りと呼ばれるものです。

両建てすることで価格変動リスクを抑えつつ、スワップ差を積み重ねていく手法です。

機関投資家がやっているものとは少し違ってしまいますが、我々個人投資家でも各FX業者間でスワップポイントが異なるため、運用可能です。

実際にどれだけ儲かるのかというのが、重要なところだと思いますので、さっそく調べてみました。リスクを完全に抑えたレバレッジ1倍で利回り計算しています。

通貨 買いスワップ(1万通貨) 売りスワップ(1万通貨) 利回り(年利換算)
ドル円(109.95円) +91円(SBI FXトレード) -69円(セントラル短資FX) 0.37%
ユーロ円(123.56円) -1円(DMM FX) +15円(みんなのFX) 0.21%
豪ドル円(76.97円) +45円(みんなのFX) -32円(DMM FX) 0.31%
NZドル円(72.53円) +41円(ライブスターFX) -25円(くりっく365) 0.40%
カナダドル円(81.94円) +50円(みんなのFX) -35円(DMM FX) 0.33%
スイスフラン円(108.65円) -10円(DMM FX) +30円(みんなのFX) 0.34%
南アフリカランド円(7.76円) +15円(LION FX -8円(セントラル短資FX) 1.65%
メキシコペソ円(5.75円) +15.5円(みんなのFX) -12.9円(くりっく365) 0.83%
トルコリラ円(18.28円) +110円(みんなのFX) -78円(GMO FXneo) 3.19%

比較すると、トルコリラ円が3.19%というパフォーマンスになります。さらに、価格変動リスクを回避しているので、レバレッジ掛けても全然大丈夫です。

レバレッジ1倍
維持率2500%
レバレッジ2倍
維持率1250%
レバレッジ3倍
維持率833%
レバレッジ4倍
維持率625%
レバレッジ5倍
維持率500%
利回り(年利換算) 3.19% 6.38% 9.57% 12.76% 15.95%
耐えられる変動率 100% 50% 33% 25% 20%

安全運転したいならレバレッジ3倍前後、1日に数回こまめな管理ができるならレバレッジ5倍程度でも、全く問題が無いと思います。

価格変動リスクを回避しているので、誰がやっても利回り15%です。まさに、おすすめと言う理由に納得いただけるのではないでしょうか。

スワップポイントのサヤ取りの詳しいやり方は下記をご覧下さい。

サヤすべり取り

上述したように、プロは様々な先物商品を使って、このサヤすべり取りをやっていますが、我々個人投資家でもやれるおすすめの投資対象はVIX指数です。

VIX指数とはアメリカの株価指数S&P500のオプションのボラティリティを指数化したものです。

何を言っているのか良く分からないかもしれませんが、別名恐怖指数と言われていてS&P500の値動きを使って、相場の心理状況を映し出していると考えて戴ければ良いです。

一般的には、プロが扱うような上級者向けと思われがちですが、実はVIX指数は値が0に収束していくという特徴があります。

つまり、VIX指数が本来の値動きと逆行して値上がりしてきたら売るということを繰り返していけば良いというわけです。

そうした値動きの特徴を持つのはVIX指数だけではありませんが、特にVIX指数をおすすめするのは、VIX指数はCFDで取り扱われているものなので個人投資家でも手軽に運用することができます。

VIX指数売りの詳しいやり方は下記をご覧下さい。

オプションの売り

最後にオプションの売りですが、こちらはプロも単独で売るようなことはやっていません。

これは単独で売ると、損失の可能性は青天井に膨れ上がってしまうので、いくら資金力のある機関投資家と言ってもリスクが高すぎるためです。

なので、プロはクレジットスプレッドと呼ばれる買いと組み合わせて利益も損失も限定してしまうオプションの使い方が一般的です。

利益も限定されてしまいますが、大きな利益を狙わずに利ザヤを稼ぎつつ、コツコツドカンとならないように、大きな損失は回避しているような状況を作り出しています。

我々個人投資家も、プロがやっているようなオプションの売買はできるので、同じようなリスクヘッジをすることは可能です。

個人でもできるオプション戦略は別で説明しているので、合わせてご覧下さい。