値動きの理由を知るのは無意味!相場は大口の思いのまま

投資しているとどうしても値動きが気になるもの。当然、値動きの理由も気になってしまうわけですが、それを知ることに意味はありません。

そもそも、理由なんて後付けなので、変なニュースに惑わされるぐらいならば、関係ないことをしてストレスフリーにした方が良いです。

結局、相場は資金力のある大口が思いのまま動かすことができます。

10秒で分かる本日の概要
  1. 値動きの理由を考えることは無意味なのでやめましょう
  2. 相場は資金力がモノを言う世界で、値動きは大口が思いのままに動かすことができる
  3. なので、我々個人投資家はいかにトレンドにのるかというのが重要

値動きの理由を知るのは無意味!

値動きの理由を知ったところで意味はない

株にせよ、為替にせよ、大きな値動きがあった時は必ず後追いで、これは雇用統計が悪かったから、欧州の信用リスクが高まったからとか、様々な理由が説明されます。

ニュースが的を得ているかどうかは別として、全て後付けで説明されることは間違いありません。

これらのニュースを予想することは不可能なので、色々と勘ぐっても良いことはありません。

こんなニュースの検索に時間を使うぐらいだったら、さっさと寝て明日に備えるとか、銘柄分析に時間を割くとかの方が良いわけです。

勘違いしないで戴きたいのは大局を把握するという意味ではニュースは大切です。

アメリカの大統領がどんな思想を持った人なのか、イギリスの欧州離脱はどうなるのか、アメリカと中国の貿易戦争等々、気にしておかなければいけないニュースはたくさんあります。

しかし、値動きの理由は何だったのか振り返ることには意味はありません。

むしろ、なぜ自分はこの時に売買したのかという振り返りをやるようにした方が良いです。

情報の非対称性

先ほど、ニュースを予測することは不可能と言いましたが、実は機関投資家は我々よりも先にニュースを手に入れていることがあります。

機関投資家と個人投資家の情報格差のことを、情報の非対称性なんて呼んだりします。

もちろん、トランプ大統領がどんなツイートするかは予測不能かもしれませんが、どこかの会社の企業決算が悪いらしいとか、企業買収やIPOなんかの情報なんかは入ってきやすいです。

なぜならば、機関投資家は直接企業と関係を持って、そういった情報網を張り巡らせているからです。

インターネットが発達して、誰でも同じように情報を手に入れられる時代になったなんて言われますが、全くそんなことなくて個人投資家は不利な状況は続いています。

そんな状況なので、なおさら個人投資家がニュースを見て、あーだこーだ考えたところで、機関投資家と持っている情報が違うので勝ち目がないわけです。

ドミノ効果

相場にはドミノ効果と呼ばれる現象があって、一方向に動きだすとそちらの方向の材料が次々と出てきて、一気に暴騰したり下落したりとトレンドを形成することがあります。

しかし、その実態はトレンドに乗っかる投資家が単純に増えているだけで、それを後追いでニュースが追撃しているだけです。

落ち着いて考えてみると、世の中にはポジティブなニュースもあるし、ネガティブなニュースもあるわけで、値動きに応じてどちらかからチョイスしてくるだけな話というわけです。

直近で言えば、景気は悪くなっているのは明らかなのに、なぜか株価は上がっている。

景気が悪いけど株価が上がりましたでは誰も納得しないので、それらしい理由を付けるわけです。

なので、相場がどっちにいくかというのはニュースなどのファンダメンタルな情報から予測することはできず、その時の相場のトレンドでしか判断できません。

つまり、機関投資家がどちらに動かしたいのかを冷静に分析するのが重要です。

相場は大口の思いのまま

相場は資金量がモノを言う

相場は資金が大きければ大きいほど有利です。

それは資金が大きければ、相場を動かすことができるからです。大きい資金同士がぶつかれば、勝つのは資金量が大きい方ということです。

上述した情報の非対称性の話と合わせて、機関投資家は我々個人投資家よりも資金量という面でも大きく勝っているので、真っ向から対立して勝てるわけがないです。

この事実は、多くの方が分かっているようで本当には分かっていなくて、どんなに魅力的な銘柄でも、機関投資家が下げたいと思ったら、個人投資家が束になってかかっても株価は下がっていきます。

でも、損切りできる投資家は結構少ないわけです。

個人投資家の命綱はトレンド

じゃあ、どうやって相場で戦っていくかという話ですが、個人投資家がとるべき戦略は一つだけで、機関投資家が作るトレンドにできるだけ早く乗っかるということです。

これは短期でも、長期でも同じことです。

そのトレンドを把握して、乗っかるために使えるのがテクニカル分析と呼ばれる分析手法です。

トレンド把握に使えるテクニカル分析を3つほど紹介しておきます。

①エリオット波動 ②三尊天井、逆三尊底 ③価格帯別出来高

詳しい内容は後述していきます。他にもたくさんあるのですが、たくさんのテクニカル分析を知っているよりかは、一つのテクニカル分析に詳しくなることをおすすめします。

トレンド把握に使えるテクニカル指標

エリオット波動

一つ目がエリオット波動です。

値動きには波と呼ばれる周期があると考えるのが、エリオット波動の基本的な考え方です。

その型に現在の値動きを合わせ込んで、全体像を把握しようとします。

エリオット波動自体は逆張りでも活用できる指標となりますが、上述した通りトレンドに逆らわない方が良いです。

エリオット波動にフィボナッチの考え方を組み合わせると反発するタイミングを読みやすいので、トレンドに逆らわずに押し目を効率良く拾っていく戦略も面白いかと思います。

エリオット波動の詳しい解説はこちらをご覧下さい

三尊天井、逆三尊底

次に、三尊と呼ばれるチャート分析方法を紹介します。

こちらは、江戸時代の米相場で発達した酒田罫線法と呼ばれる売買手法で、相場が天井付近、もしくは大底付近にあり、トレンド転換するタイミングで3つの山を作ることが多いことからこのように呼ばれます。

海外ではヘッドアンドショルダーという名前で知られており、ルーツは違うのに、日本でも海外でも同じような結論に至っているところが信憑性の高い理論と言えます。

上昇相場からトレンド転換するものを三尊天井、下降トレンドから転換するときに出るシグナルを逆三尊底と呼びます。

結構な頻度で目にすることになるので、三尊の形を頭に入れておくとトレンド転換を見極める強力なツールとなります。

三尊の詳しい説明はこちらをご覧ください

価格帯別出来高

最後に、価格帯別出来高を紹介しておきます。

こちらはその名の通り、価格帯ごとにどれくらいの出来高があるのかを示してくれる指標となります。

その中でも出来高が多いゾーンでは売買が多くなるので、トレンドが阻まれることが多いです。このポイントをいったんの利確ラインとしも良いと思います。

逆に、出来高が多いゾーンを抜けると、トレンドは加速する可能性が高くなってくるので、しっかりとトレンドに乗るのも重要となります。

価格帯出来高はトレンドの方向だけでなく、その強さを見極めるうえでも役立つツールなので、ぜひ押さえておきたい分析手法の一つです。

価格帯出来高の詳しい説明はこちらをご覧ください