株やFXのトレードで勝つためには、ルール作りをして、それを順守することが重要という話はどこかで聞いたことがあると思います。

ただ、人間はなかなかルールを守れない生き物なので、それを踏まえたルール作りが大切です。

そこで、今回はそうした人間の心理を踏まえて、守りやすいシンプルなトレードルールの作り方を説明していきます。

株やFXでのトレードルールの重要性

なぜ、株やFXではトレードルールが必要なのか

トレードルールとは、事前に損切りラインや利確ポイントを決めておいたり、テクニカル指標などでシグナルが出たらポジションを持つなど機械的にトレードするためのルールです。

一般的に、勝っている投資家はこのようなトレードルールを持っていると言われています。

なぜ、トレードルールが必要だと思いますか?

トレードというのは、簡単に言えばその瞬間に上がるか、下がるか、当てるだけのゲームと変わらないので、一見するとルールなんて必要ないと思います。

私は、この理由には2つあると考えます。

一つ目は、自分を客観視することによって、コンディションによって判断が左右されない軸を作ることで安定したトレードを行うためです。

二つ目は、ルールを明確にしてトレードすることで、負けてしまった場合でも問題点が明らかになるので改善していけるからです。

人間は合理的な判断ができない

人間というのは、お金が絡むと合理的な判断ができなくなります。

例えば、全財産100万円を投資して含み損50万円を抱えている状況では、ノーポジなら絶対に買わない場面だったとしてもすぐに売るという判断はできません。

含み損50万円が確定してしまう心理的ストレスがその判断の邪魔をするわけです。

これは極端な例ですが、損失や利益が絡むとどうしても妥当な判断ができなくなるので、ルールを決めることによって機械的にトレードしていくというのが大切になります。

トレードルールを振り返る

トレードしていれば、誰もが損失を出すこともあるし、利益を出すこともあります。

これらの貴重な経験を次に活かすことができるかはルールを持っているかにかかっています。

ルールの上で運用して、勝敗が明確になれば、なぜ勝ったのか負けたのかを分析することができます。

こうして得たフィードバックがトレーダーとしての成長につながります。

おそらく、これを読んで戴いている方は、何を当たり前のことをえらそうに言っているんだと思っているかもしれません。

しかし、人間は想像以上に非合理的な生き物なので、ルールの必要性をきちんと理解しておかないと、ルールを守れないです。(理解してても守るのは難しいですが・・)

トレードルールを守れない理由

人間はルールを守れない生き物

日本人のイメージは、まじめで堅実なんて言われますが、実は世界的に見ても、極めてギャンブルが大好きな国民性を持っています。

もちろん、政府が悪いのですが、我々の周りにはパチンコ、競馬、競輪、競艇、宝くじ等々、合法なものでもギャンブルで溢れています。

また、時々ニュースになりますが、違法カジノや野球賭博など違法なものまで含めるとどれだけになるのか想像もつきません。

それに加えて、政府は日本国内にカジノを作ろうとしているわけなのです。

人間はもともと狩猟民族であったこともあり、リスクとスリルが大好きな生き物で、これはDNAに刻み込まれている人間の性質なので、周囲にギャンブルがあればギャンブル好きになるのは仕方がないことです。

こんな国民性の日本人にとって、ルールを守って淡々とトレードするのは苦痛でしか無いわけです。

当然、多くの方はルールなんて守れずに、知らぬ間に無茶なトレードを繰り替えして手痛い損失を被ってしまうことになります。

つまり、重要なことはトレードで楽しもうとしないことです。

これを知っているだけで、トレードに向き合う気持ちはだいぶ変わってきます。

メンタルコントロールが重要

トレードにおいては、テクニックや知識よりも前に、メンタルコントロールが重要となります。

トレードとメンタルというのは、非常に密接に関わっていて、メンタルが安定しないと合理的な判断ができなくなります。頭に血が上って思わぬことを言ってしまったりした経験はありませんか。

もし無ければ、それだけで投資家にとって最も重要な資質を兼ね備えていることになりますが、そんな人間はめったにいません。

なので、予期せぬ出来事にも耐えられる強い精神力とメンタルをコントロールする術を身に付けておく必要があります。

メンタルコントロールについては、下記で詳しく説明しているので、合わせてご覧下さい。

話が逸れてしまうので、ここでは詳しく説明しませんが、ルールを作ったとしても、それを守るのは簡単なことではないということを知っておいて下さい。

株やFXで守りやすい3つのトレードルール

シンプルなルールでも勝てる

勘違いしている方も多いのですが、相場で勝つためには誰も思いつかないような難しい理論を組み立ててやらなければいけないと思われがちですが、それは半分正解で半分不正解です。

確かに、複雑な計算を組み立てて、それを最新技術を駆使して高速処理させて、誰よりも早くトレードできるならば、ほぼ勝てるトレードができると思います。

しかし、それは世界の優秀な頭脳が集まり、資金も潤沢にあるプロの機関投資家がいる世界の話です。

我々個人投資家が入り込んでいって勝てる世界ではありません。

つまり、難しい理論を組み立てているつもりでも、プロの世界から見れば、個人がやる程度のことはシンプルなルールを使っているのと大差ありません。

むしろルールを複雑にすると、自分が使いこなせなくなってしまう可能性が高いので、ルールを守るためにはシンプルなルールを作ることが重要です。

資金管理のルール

資金管理は、トレードにおいて根幹を担うところです。

資金管理がしっかりできていれば、リスクコントロールできていることになるので、ルール作りではまずこの資金管理の基準を作っておいて下さい。

一般的には、損失が投資額の2%まで許容できるようにしておくと良いと言われています。

テクニカル指標

おそらく、皆さんはここが一番重要だと考えているかと思います。

確かに、試行錯誤していく際に変更していくのはこの部分になります。

しかし、どのテクニカル指標を使うかはそこまで重要ではないです。

というのも、どのテクニカル指標も最近ポッと出てきたわけではなく、それを使って勝ってきた人がたくさんいる手法です。

なので、自分と相性が良さそうな指標を適当に選んで、その指標の一般的な使い方で運用していけば良いだけです。

一つだけ選び方のコツを説明すると、テクニカル分析の中には、値動きのトレンドを掴むためのトレンド系指標と値動きの勢いを測るオシレーター系指標があるので、この二つを組合せると効果的です。

あとは、その二つどちらにも属さないローソク足分析やフィボナッチライン、酒田罫線法などを一つ組み合わせて、3つの指標で運用してみると良いかと思います。

ちなみに、上述したように、トレードはシンプルにした方が上手くいきやすいので、使う指標は2~3つぐらいにしておくことをおすすめしておきます。

売買ポイント

一般的なラインは、損切りラインより利確ラインは3倍ぐらいに持ってくると良いと考えられます。

損切りを8%利確を25%、損切りを5%利確を15%みたいな感じです。

上述した資金管理の範囲内で考えるのが大切ですが、ここは短期でスキャルピングなのか、スイングなのか、長期投資なのかで設定するべき数字は変わってくるかと思います。

長期であればあるほど、パーセンテージの幅は広げていって良いです。