証券会社のレーティングは信じてはダメ|証券会社の仕組み

証券会社というのは、投資のプロ集団ということで、皆さん信じてしまいがちですが、証券会社の市場予測が当たる確率はたいして高くありません。

では、なぜ証券会社は予想するのかというと、我々に株などの金融商品を買わせたいからです。

なので、証券会社の仕組みを知って騙されないようにしないといけません。

10秒で分かる本日の概要
  1. 証券会社の利益と顧客の利益は一致しないことも多い
  2. 機関投資家と個人投資家には情報格差があるので、真っ向勝負をしてはいけない
  3. 個人が生き残るには、トレンドに乗るか価格変動リスクを回避する投資を行うしかない

証券会社のおすすめは全て信じてはダメ

証券営業の仕組み

いわゆる大手証券会社と言われる会社は全国に支店を持っていて、年金世代をメインターゲットにして日々営業をかけています。

彼ら彼女らにはノルマが課せられており、何とか金融商品を売りつけてこなければいけないという使命を持っています。

これは、相場がポジティブだろうと、ネガティブだろうと同じことです。

いつでも、証券会社は顧客に商品を売らなければいけないということです。

つまり、証券会社のビジネスモデル上、会社の利益が顧客の利益に必ずしも直結していないのです。

真摯に取り組んでいる証券マンも沢山いると思いますが、そうすると売る商品が無くなってしまい出世できないということになります。

証券会社で出世できる人は、よほど運が良かった人以外は、悪質な証券マンしか出世できないということになるわけです。

ネット証券とかで取引している分には、そういった勧誘はあまり聞いたことがないので、あまり気にしなくても良いと思います。

レーティングの仕組み

証券会社ではレーティングを出して、特定銘柄の評価を出すことがあります。

これを鵜吞みにして損した人も多いのではないでしょうか。

実は証券会社のレーティングには2つの目的があって、それは①レーティング先企業とのお付き合い②自社のトレーディング部門の売買のためです。

レーティング先企業とのお付き合いというのは、読んだ通りでレーティングを良くすれば当然株価が上がります。

そうするとその企業は嬉しいわけです。

証券会社としては、企業に気に入られて子会社のIPOとか、株式分割とか、新しい仕事に繋げていきたいわけなのです。

なので、企業とのお付き合いでレーティングを出しているパターンが結構あります。

自社のトレーディング部門の売買というのは、証券会社は自分たちでもトレードしていることが多いのは良く知られた話だと思います。

そうすると、例えばA社の株が結構値上がりしてきて売り抜けたいなと思っていたとすると良いレーティングを出して買い注文を誘うわけです。

これで自社のトレーディング部門に売り抜けさせて、大儲けするという仕組みです。

本当にふざけた話ですが、実際にこのようなことは日々茶飯事になってしまっています。

レーテイングというのは、本来企業のあるがままを評価して公平にジャッジしないといけないのですが、証券会社は全く中立の立場ではないので、そうすることができないことを知っておいて下さい。

防衛手段としては、レーティングは一切見ない、気にしないということが大切です。

個人投資家が知っておくべきこと

情報の非対称性

相場では以前から、情報の非対称性という問題を抱えていることが指摘されています。

情報の非対称性とは、市場参加者の中で持っている情報に差がある状態のことを言います。

IT化が進んできて、グローバルな情報が入ってくるようになり、情報の非対称性はほとんど無くなったというのが金融関係者がとるスタンスですが、ダマされてはいけません。

証券会社などは直接企業から情報が入ってきます。

どこの会社が近く買収を発表してくるか、あっちの会社の決算が悪くなりそう等、個人投資家が手に入れられない様々な情報を手に入れることができます。

機関投資家との闘いは、情報の面でフェアではないことを知っておく必要があります。

個人投資家が情報を知って取引すればインサイダー取引だと金融庁に指摘されて最悪刑務所送りにされてしまうのに、証券会社が同じようなことをやってもなぜか許されてしまう。

欧米では、インサイダーがらみの取り締まりは厳しく、証券会社だろうがなんだろうが関係なく刑務所送りになりますが、日本は金融後進国なので、ここらへんの法整備が曖昧になってしまっています。

良くないことですが、我々個人投資家でどうすることもできないので、それを分かった上でどのように振舞うかを考えていく必要があります。

それでも投資は儲かる

ここまで、ネガティブなことを書いてしまうと投資なんて搾取されるだけじゃんとなってしまうかもしれませんが、それでも投資は儲かるということは強調しておきます。

そうでなければ、私が真っ先に足を洗っているという話です。

情報の非対称性がありながら、投資が儲かると主張する理由は、値動きというのは機関投資家が操ることのできるものではないからです。

実際に、リーマンショックの時には、アメリカの金融機関がいくつも倒産しています。

機関投資家は短期的に相場操縦することができても、長期的に操ることは不可能です。

なので、フェアな戦いではありませんが、個人投資家にも勝ち目はあります。

勝つというよりかは、機関投資家に乗っかるという表現の方が正しいかもしれませんが、投資で儲けることは可能です。

トレンドに逆らわないことが重要

では儲けるためにどうすればよいのかという話ですが、これはトレンドには逆らわないということのただ1点を守ることが重要です。

トレンドに乗るコツは下記でまとめているので、合わせてご覧下さい。

機関投資家が相場操縦しようとしたときに、それまでの流れを機関投資家の力だけで変えるのは正直難しいことなので、どちらかと言えば機関投資家はそのトレンドを継続させるために、振り落としの揺さぶりをかけることの方が多いです。

なので、トレンドに忠実なトレードをしている方が勝てる確率は高くなっていきます。

機関投資家を完全に無視した投資手法

機関投資家を無視するとは

もし機関投資家を完全に無視できる投資法があるとすれば、相場で儲ける上でそれに越したことはないわけです。

完全に排除することは難しいかもしれませんが、ほとんど無効化してしまう投資法ならば、世の中にいくつか存在しています。

今回紹介するのは、2つで積立投資とアービトラージと呼ばれる手法です。

色々な手法がありますが、比較的簡単に、初心者でも実践可能なものを紹介していきたいと思います。

機関投資家を無効化するポイントとしては、ルールを決めて投資することで機関投資家の揺さぶりに関係なくトレードを淡々とできるものというイメージです。

積立投資

積立投資とは、あらかじめ決めた頻度と金額で、コツコツと投資していく方法です。

例えば、毎月3万円ずつ投資していくみたいな感じです。

売買するという選択において出てくるので、機関投資家に揺さぶられてしまうわけで、損をしようとも、利益がでようとも、気にせずコツコツ積み立てていくことで、機関投資家を完全に無視した投資を実行することが可能となります。

では、一体何に積立投資すれば良いのかという話ですが、私は米国株をおすすめします。

米国株はおおむね右肩上がりで推移しており、積立投資するならば最適に投資対象と言えます。

また、FTSE100に投資して、配当生活を目指してみるというのも良いかもしれません。

FTSE100というのはイギリスの株価指数のことで、CFD取引というサービスを使えば、日本にいながらイギリスの株価指数へ投資することができます。

詳しくは下記をご覧下さい。

アービトラージ

アービトラージとは、無リスクで市場のゆがみから利ザヤを抜く投資手法です。

この投資の良いところは、基本的には価格変動リスクを取ることは無いので、機関投資家と戦っている場所が異なります。

とは言え、アービトラージってどうやるんだよって感じだと思います。

そんな方へ私はスワップのサヤ取りをおすすめしています。この方法ならば両建てして価格変動リスクは無くなります。

世の中には、たくさんの投資法があるので、自分と相性が良い投資に取り組んでみれば良いと思います。