睡眠時間は6時間だと短い?8時間だと長い?適切な睡眠時間

皆さん睡眠時間は何時間ですか?

昔から議論され研究されていることですが、適切な睡眠時間とはどれぐらいなのでしょうか。

そもそも睡眠時間さえ確保していれば良いのかという話もあり、睡眠時間の話は奥が深いです。

今日は、そんな睡眠時間について話していきたいと思います。

10秒で分かる本日の概要
  1. 現代人の睡眠時間が短いというのはウソ!
  2. 実際に寝ている時間には大差なく、本来人間が睡眠しなければいけない時間は今も昔も変わらない
  3. 適切な睡眠時間は7~8時間程度で、合わせて睡眠の質向上に取り組むと生活が劇的に改善される

睡眠時間にまつわるあれこれ

睡眠時間に個人差があるわけ

睡眠時間が5時間程度でも大丈夫な人と8時間以上寝ないとダメな人がいますが、実は同じ人でも日中の生活によって睡眠時間が変わってしまいます。

例えば、運動したり、うたた寝したりなど、様々な要因が合わさった結果で、その日に必要な睡眠時間が決まってくるわけです。

実際に、遺伝の影響で睡眠時間に差が出るのは2時間程度と言われており、我々が思っているよりも睡眠時間には個人差はないというのが最近の科学では分かってきています。

つまり、睡眠時間の個人差は、日中の生活によって決まったり、もしくは一時的なものだったりするものなので、本来人間が必要とする睡眠時間というのはだいたい同じです。

昔の人より睡眠時間が短くなっているはウソ

江戸時代の人は、電気が無かったので日没で寝て、日の出ともに起床していたという話を聞いたことはないでしょうか。

昔の話なので証明するものは何もないのですが、落ち着いて考えてみると冬は5時ごろ日没して、6時ごろに日の出なので、単純に13時間も寝ていたのかという話になります。

寝ていいよと言われても13時間なんて寝れないわけで、さすがにあり得ない話です。

江戸時代には電気はありませんでしたが、実は都市部ではろうそくなどの明かりがあったり、農村部では囲炉裏の明かりがあったりして、遅くまで起きていたのではないかと言われています。

西洋でも、明かりが乏しかったのは同じで、日没と日の出が睡眠サイクルだったと言われていますが、2層睡眠の習慣を持っていたことは知られています。

これは、簡単に言うと夜中に起きて、本を読んだり、祈ったりして数時間過ごした後、また二度寝していたということで、実際の睡眠時間は7~8時間程度しかなかったと考えられています。

現代文明に頼らないアフリカや南米の現住民族を調べた結果でも、睡眠時間の平均は6時間程度だったというデータがあり、人間の睡眠時間が大幅に少なくなったというのは間違いだと考えられています。

ショートスリーパーだった偉人も多い?

偉人にはショートスリーパーな人が多いなんて話が聞くことがありますが、実際にナポレオンは3時間やエジソンは4時間程度しか夜に寝ていなかったショートスリーパーとして知られています。

ただ、よくよく調べてみると、彼らは昼寝を活用して多層睡眠を実践していたと言われています。

昼寝には夜の睡眠欲を減退させる効果があることが分かっており、昼寝を上手く活用できれば効率的に活動できることが分かっています。

イギリスの元首相チャーチルは、夜は5時間程度しか寝ないショートスリーパーですが、国会にチャーチル専用昼寝ベッドがあったというのも有名な話です。

なので、本当に4~5時間程度しか寝ていなかったショートスリーパーの偉人というのは少なく、やはり偉人だろうが人間というのはもう少し寝ないと活動できない生き物なのです。

適切な睡眠時間とは

睡眠時間が6時間は短い

睡眠時間が6時間未満だと、癌、アルツハイマー、うつ病、心臓病などを発症する確率を高めることが分かっています。

特に、心臓病は世界的にみて多い死因の一つと言われていますが、睡眠時間が7時間程度の人と比べて、4時間未満の人は発症確率が2倍以上を記録したという実験もあります。

睡眠中は、脳の老廃物除去や体の細胞を修復させたりなど人間の機能全般をメンテナンスしている時間と言えます。

それが足りていないということは、日中に活動的に過ごすことが難しくなったり、老化が早まったりなど様々な悪影響が想定されます。

上述した病気の確率が高まることも、それらの一つと言われており、睡眠時間が短いことによる弊害は計り知れないものとなります。

睡眠時間が8時間は長い

とは言え、睡眠時間は長すぎてもダメで、睡眠時間が10時間を超えると、上述した4時間以下の人の死亡率を上回るというデータがあります。

長時間の睡眠は腰などの身体への負担が大きく、かつ脳機能を低下させる効果があることも分かってきています。

結果的に、うつ病のリスクも高まり、単純に寝まくれば良いということでもありません。

一説によると、死期が近づくと睡眠時間が長くなるという話もあり、睡眠時間の長いことと死亡率の因果関係についてはまだ解明されていない部分もあります。

なので、睡眠時間の長いことが本当にダメなのかは分かっていないのですが、長時間の睡眠が不必要であることはほぼ間違いなく、時間効率の面から言っても長時間睡眠は避けた方が良いです。

最適な睡眠時間とは|死亡率が最も低いのは7時間

睡眠時間による死亡率は短くても長くても高いことが分かっており、死亡率が低いのは7~8時間程度というのが多くの実験データで証明されています。

上述しましたが、睡眠時間が健康に関与するメカニズムはまだ分かっていないところもあります。

しかし、多くのデータで7~8時間程度が最適な睡眠時間であることは実証されているので、ここらへんが人間の適正な睡眠時間であると考えてよいと思います。

ただし、上述したように、必要な睡眠時間は最大で2時間程度の誤差があるため、6時間で良い人、9時間が良い人というのは存在するという点は知っておいて下さい。

重要なことは、朝起きた時に快適かどうかで、寝足りない感じがするのであれば、睡眠時間が足りていないのかもしれません。

どんなに寝ても疲れが残るのは睡眠の質が悪いから

ただ、どんなに寝ても疲れが残ってしまうというケースもあると思います。

これは睡眠時間ではなく、睡眠の質が低いことが原因である可能性が高いです。

睡眠の話は奥が深くて、単純にたくさん寝れば良いというわけではありません。

睡眠時間と合わせて、睡眠の質向上に取り組んでみると良いかもしれません。