FXトルコリラのスワップポイント生活を実現する方法

FXを使ったトルコリラのスワップポイント生活は聞いたことがある方も多いと思います。

それと同時に爆損している方が多数いることも聞いているのではないでしょうか。

でも、実はトルコリラのスワップポイント投資には必勝法なるものが存在しており、スワップ生活を実現する方法があります。

本日の概要
  1. トルコリラ/円は超高利回りのスワップが付くが、価格が右肩下がりなので長期投資は損をする
  2. 高金利通貨は魅力が無いから高金利になっているのであって、経済力などを考慮すると値下がりするのは必然
  3. だから、両建てして価格変動リスクを回避して、業者間のスワップポイント差の受け取る手法が良いとこ取り

トルコリラのスワップポイント生活

高金利通貨トルコリラとは

トルコ共和国の通貨が「トルコリラ」です。

トルコは、2018年の名目GDPで7,660億ドルとなっており、世界19位の経済大国になっています。

もともと繊維産業や中東とEUをパイプラインでつなぐ石油産業などで発展してきました。

近年では、自動車などの重工業の分野が経済をけん引しています。

このような背景があり、有望な新興国で構成されるBRICsの次のポストとしてVISTAという愛称でも知られています。

ちなみに、VISTAという名前はベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンの頭文字をとったものです。

このように経済発展が期待されるトルコですが、まだまだ新興国でインフレ大国の側面があるので、金利が非常に高く設定されており高金利通貨トルコリラへの投資が日本では人気となっています。

通常のトルコリラのスワップ生活シミュレーション

実際に、トルコリラのスワップポイントを受け取っていくと、レバレッジ1倍でも年間利回り約21.96%の収益となります。

もう少し具体的に、みんなのFXで1万通貨(約18万円)を投資した場合のシミュレーションをしていきます。(算出前提:1トルコリラ=18.28円 買いスワップ1万通貨あたり1日110円)

レバレッジ 1年後 5年後 10年後
1倍 40,150円 200,750円 401,500円
2倍 80,300円 401,500円 803,000円
5倍 200,750円 1,003,750円 2,007,500円
10倍 401,500円 2,007,500円 4,015,000円
25倍 1,003,750円 5,018,750円 10,037,500円

これはあくまでも価格変動しないでスワップが減らないという前提ではありますが、18万円ぐらいの投資でこのパフォーマンスはすごいと思います。

レバレッジ10倍とか25倍は長期投資のレバレッジではないので、参考値ですがレバレッジ5倍でも10年後には200万円になっています。

このような高利回りを背景に日本のFX業者がこぞってPRした結果、日本ではトルコリラへのFX投資が人気となり今日に至っています。

なぜトルコリラで損する人が多いのか|トルコリラの値動き

でも、そんな高利回りなのに、損している人が多いのは何で?となると思います。

その理由はシンプルで、トルコリラは値下がりし続けているので、スワップ益よりも含み損の方が上回っているからです。

実際に、現在の新トルコリラが発行された2005年1月からの値動きをご覧下さい。

2005年に77円だったものが、2019年には18円ぐらいまで落ちてきており、-76%もの損失になります。また、価格が下がるということはスワップポイントも少なくなります。

例えば、2005年77円の時に投資(77,000円)すると利回り20%だったらスワップポイントは15,400円になります。

もし、金利が変わらなければ2019年18円に対して利回りが20%なのでスワップポイントは3,600円まで落ちてしまいます。

つまり、最初の投資金額(77,000円)に対して、3,600÷77,000=約4.6%まで利回りが下がってしまうということになります。

もちろん、金利は変動するし、実際にトルコは利上げを続けておりスワップポイントはむしろ増えているのですが、それは通貨安が止まらないことの裏返しとも言えます。

なので、通貨の原則としては上述したように、金利より価値下落の方が上回るという考え方で認識してもらって構わないです。

このように、高利回りのスワップ以上に、価格変動リスクが大きいため、トルコリラで損をする人が後を絶たない状況となっています。

高金利通貨トルコリラの注意点

なぜトルコリラは高金利なのか

そもそも、なぜトルコリラは高金利なのでしょうか。

これは経済原則から考えていけば簡単なことです。

例えば、もし金利が同じだったらトルコリラとUSドルどちらで預金したいでしょうか。

明らかに、USドルで預金したいと思うはずです。

USドルに対してトルコリラなら利息がいっぱい付くからトルコリラで預金したいとみんなが思います。

これは、日本人(外国人)目線で見た場合に限ったことではありません。

トルコ人だってトルコリラなんて持っていても価値がどんどん下がっていくので、給料もらったらすぐにUSドルに換金したいはずです。

だから、トルコの銀行では金利を上げない預金してもらえない。だから、トルコリラは高金利なのです。

このように書いていくと、高金利通貨は魅力的に見えますが、通貨そのものに魅力が無いことの裏返しであることが分かります。

インフレと通貨価値の関係

もう少し、トルコ国民の気持ちを考えてみましょう。

日本では考えられませんが、現在のトルコではインフレ率が年間20%を超えています。

つまり、円で考えてみると100円で買っていたジュースが、1年後には120円、5年後には249円になっているような状況です。

こんな通貨使いたくないですよね。

でも、給料はトルコリラで払われるし・・、じゃあドルやユーロに換金しておけばいいじゃんとトルコリラを売って、ドルやユーロを買うことでトルコリラ安になっていくわけです。

インフレ率と通貨価値の関係をグラフ化すると以下となります。

インフレ率が高ければ、通貨価値が下がっていくというのが基本原則です。

実際に、トルコリラの値動きも右肩下がりだったと思います。

このインフレ率と通貨価値の関係性は、新興国への投資をする際に必須知識の一つとして押さえておくことをおすすめします。

経済力と通貨価値の関係|トルコの株価指数

インフレと通貨価値の関係を話しましたが、通貨価値を決める要素はそれだけではありません。

他にも大きな要素として国の経済力が挙げられます。

分かりやすく日本を例にすると、経済成長して国力が増して外国に輸出が多くなると、外貨が沢山手に入ります。

トヨタが日本で作った車をアメリカで売れば、当然ドルで決済されますよね。

でも、トヨタはドルのままで持っていても、たくさんの日本人従業員に給料が払えないので、日本円に換金しなければいけません。

つまり、円買いドル売りという通貨交換を行います。これにより、円の価値が上がるわけです。

このように、自国の輸出産業が成長すると、自国通貨の価値が上昇(円高)になりやすいです。これは一例ですが、経済力=国力が高い国ほど通貨価値は高くなります。

トルコ経済はどうでしょうか。下図はイスタンブール100というトルコの株価指数です。(日本の日経平均株価みたいなもの)

右肩上がりで株価が上がっています。

ただ、これを見て経済成長していると結論付けることはできません。

単位がトルコリラなので、通貨安を考慮してやる必要があります。

下図は、通貨価値が2005年1月から変動していなかった場合の株価推移です。

トルコの株価指数はここ十数年ほぼ横ばいで推移していることが分かります。

アメリカも安定成長して、中国やインドなどの新興国が急成長してきている中で横ばいです。

相対的にトルコの経済力は落ちてきています。

つまり、株価(経済力)から見ても、トルコリラが通貨安になってしまうのは必然であるということが分かります。

おすすめの投資法「トルコリラのスワップポイントのサヤ取り」

スワップポイントのサヤ取り

トルコリラの最大のリスクは価格変動リスクであることはご理解戴けたと思います。

もし、この価格変動リスクを回避して、トルコリラのスワップポイントのうま味だけを得る方法があるとすれば、それこそ最強の投資法なのではないでしょうか。

スワップポイントのサヤ取りという手法を使えば、それが可能となります。

スワップポイントのサヤ取りは、このような業者間でのスワップ差を利用して両建てで価格変動リスクを回避しつつ、スワップ差で儲ける手法です。

スワップポイントのアービトラージ、異業者両建て、タダ取りなどとも呼ばれます。

例えば、ドル円1万通貨あたりA業者はスワップポイントを80円、B業者は60円と設定しているとします。買いと売りのスワップポイントは異なることもありますが、今回は同じであるとします。

この場合、A業者でロングして、B業者でショートすれば、スワップは80円受け取りと60円支払うが発生するので、毎日20円のスワップ差が儲けとなります。

ドル円が100円の時に1万通貨のポジションを持ったとします。

105円になると、買いでは5万円の利益が出て、売りでは5万円の損失がでます。

95円になると、買いでは5万円の損失が出て、売りでは5万円の利益が出ます。

つまり、買いと売りで利益と損失が常に相殺されるので、価格変動リスクは無くなります。

このような安全な環境で、毎日一定額のスワップ差をゲットすることができるというわけです。

トルコリラが最強|各通貨利回り比較

実際にどれだけ儲かるのかというのが、重要なところだと思いますので、さっそく調べてみました。

リスクを完全に抑えたレバレッジ1倍で利回り計算しています。

通貨 買いスワップ(1万通貨) 売りスワップ(1万通貨) 利回り(年利換算)
ドル円(109.95円) +91円(SBI FXトレード) -69円(セントラル短資FX) 0.37%
ユーロ円(123.56円) -1円(DMM FX) +15円(みんなのFX) 0.21%
豪ドル円(76.97円) +45円(みんなのFX) -32円(DMM FX) 0.31%
NZドル円(72.53円) +41円(ライブスターFX) -25円(くりっく365) 0.40%
カナダドル円(81.94円) +50円(みんなのFX) -35円(DMM FX) 0.33%
スイスフラン円(108.65円) -10円(DMM FX) +30円(みんなのFX) 0.34%
南アフリカランド円(7.76円) +15円(LION FX -8円(セントラル短資FX) 1.65%
メキシコペソ円(5.75円) +15.5円(みんなのFX) -12.9円(くりっく365) 0.83%
トルコリラ円(18.28円) +110円(みんなのFX) -78円(GMO FXneo) 3.19%

比較すると、トルコリラ円が3.19%というパフォーマンスになります。さらに、価格変動リスクを回避しているので、レバレッジ掛けても全然大丈夫です。

レバレッジ1倍
維持率2500%
レバレッジ2倍
維持率1250%
レバレッジ3倍
維持率833%
レバレッジ4倍
維持率625%
レバレッジ5倍
維持率500%
利回り(年利換算) 3.19% 6.38% 9.57% 12.76% 15.95%
耐えられる変動率 100% 50% 33% 25% 20%

安全運転したいならレバレッジ3倍前後、1日に数回こまめな管理ができるならレバレッジ5倍程度でも、全く問題が無いと思います。

価格変動リスクを回避しているので、誰がやっても利回り15%です。

まさに、最強の投資法と言っている意味が分かるのではないでしょうか。

FX業者選び

スワップポイントのサヤ取りはFX業者選びが重要です。

業者を選ぶ時のポイントは、スワップポイントとロスカット水準です。

【買いポジション】GMOクリック証券(くりっく365)

GMOクリック証券【くりっく365】は、くりっく365なのでスワップポイントが高い水準が維持されています。また、ロスカットは証拠金維持率50%まで許容されます。

【買いポジション】みんなのFX

みんなのFXは、GMOよりもスワップポイントが高い水準で維持されています。一方で、ロスカットは証拠金維持率100%となります。こちらもおすすめなので、口座は持っておいても良いかもです。

買いポジションは、GMOクリック証券(くりっく365)とみんなのFXはどちらでも良いと思います。

月によってパフォーマンスが勝ったり負けたりなので、どちらでやっても大差がないと考えます。

【売りポジション】GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券【FXネオ】は、スワップポイントの低さが常に上位となっています。長期的な運用を考えるならば、ここ一択で間違いないです。ロスカットが維持率50%まで許容されている点も嬉しいです。

【売りポジション】セントラル短資FX

セントラル短資FXは売りスワップの安さに力を入れるFX業者です。トルコリラについても、業界トップクラスの安さを誇ります。ただし、ロスカットは維持率100%以下です。

売りポジションは、スワップの変動が激しいので、両口座持っておくことをおすすめします。

傾向としては、GMOの売りスワップが上がるとセントラル短資が下がり、逆にセントラル短資のスワップが上がるとGMOが下がるような傾向があるため、両業者を半々ぐらいでいれておくのが良いです。

私の場合、買いポジションはGMOクリック証券【くりっく365】、売りポジションはGMOクリック証券【FXネオ】を使っています。

これは売りと買いのポジションのGMOクリック証券で揃えておくと、買いと売りの資金移動する際に銀行を介する必要が無く資金流動を早められるからです。

ただし、売りポジではGMOの売りスワップが上がった時に備えてセントラル短資FXも利用しています。

口座開設には数日かかるので、その間に詳しいやり方を一読しておいて戴ければと思います。