未来の株価は予測できない|トレンドを把握して流れに乗るコツ

多くのトレーダーの勘違いの一つに未来の値動きを予想しようとすることが挙げられます。

超凄腕のトレーダーも未来の値動きが予想できるわけではなく、その瞬間のトレンドに乗っているという表現が正しいと思います。

それにも関わらず、果敢にも値動きを予想しようとするトレーダーは後を絶ちません。

トレードというのは、値動きを予想するよりトレンド(値動き)に逆らわないようにする方が重要です。

10秒で分かる本日の概要
  1. 未来の株価は、そもそも予想の材料になるニュースがいい加減だから予測不可能
  2. 重要なことは流れに逆らわずに、トレンドに乗ること
  3. トレンドの見極めは、エリオット波動、三尊、価格帯別出来高などを参考にすると良い

未来の株価(値動き)は予測できない

多くのトレーダーはその場で判断しようとする

色々なところで言われる話ですが、トレードではルール作りが重要となります。

しかし、多くのトレーダーは思い付きでトレードしがちになっています。

人間と言うのは常に合理的な選択をできるような万能に作られている生き物ではないので、その場の思い付きでトレードしていると、たいていの方は大きな損を被ることになってしまいます。

ご自分のトレードスタイルは、思い付きになっていないかはチェックしておいた方が良いです。

ニュースは結局後付け

最近だったら、米国と中国の貿易戦争の行方が、いちいち相場に影響を与えていて迷惑この上ない状況になっています。

ただ、良いニュースだから上がる、悪いニュースだから下がるというわけではないのが、相場の難しいところです。

これは、市場の予想は始めからポジティブで、その予想に近い結果だったから材料出尽くしで下げました・・とかニュースでやっているわけです。

つまり、ある程度大局を読んで、例えば米中貿易戦争は何だかんだで円満に終わるとか予想してその通りになったとしても、その結果で相場がどうなるかは全く読めないということです。

良くあるパターンで、米中貿易戦争は終わったけど、今度はユーロに問題が発生しました・・とか、悪材料が出てきたりするわけです。

私が思うには、ニュースと言うのは後付けに過ぎず、相場が上がったらポジティブなニュースが後付けされるし、下がったらネガティブなニュースが後付けされるだけなので信用できません。

今だとトランプ大統領の発言一つを大げさに報道したり、ユーロ問題にクローズアップしたり、米国指標を楽観視したり等々、良いニュースも悪いニュースも作り放題なので、ニュースは当てになりません。

重要なことは流れに逆らわないこと

じゃあ、どうすれば良いのかという話ですが、我々がとるべきスタンスは、相場の流れを捉えて、それに逆らわないことのみです。

言うは易く行うは難しなのですが、基本はそうすることでしか、相場で生き残る術は無いと思います。

勘違いしなでもらいたいのは、どこまで値上がりするとか値動きを予想するのではなく、値動きに合わせていくというイメージです。

違いが紙一重なので、説明が難しいのですが、人間は心理的なバイアスなどがかかってしまい合理的な判断ができなくなってしまいます。

一方で、相場は淡々といきたい方向へ値動きしていくだけなので、難しく考えずにトレンドが出ている方向へ乗っかっていくというスタンスが非常に重要です。

ジョージソロスの名言「トレンドイズフレンド」

トレンドが重要という話は各所でされている話で、超一流の投資家も同じことを言っています。

イングランド銀行を潰した男という異名を取る著名投資家のジョージソロスの名言の一つに「トレンドイズフレンド」というものがあります。

なんとなく意味は分かると思いますが、トレンドに逆らわずに乗っかることの重要性を説いている名言だと言われています。

上昇トレンドの時に逆張りで売りを仕掛けるのは分が悪いわけです。

素直に、押し目で買っていくのが良いわけですが、天井で買ってしまう高値掴みという失敗を初心者は良くやってしまいますが、実は天井だと思われるところで売るよりか、買いで勝負した方が良い結果になることは多いです。

相場で負けている人が多いということは、相場の値動きというのは我々が直感的に思う方向とは逆にいくケースの方が多いということを示しているとも言えます。

トレンドを把握して流れに乗るコツ

トレンドを見極めるテクニカル分析

実際に、トレードをしていると雰囲気でトレンドが分かってくることもありますが、それでは少し汎用性が無いので、トレンドを見極めるために用いるテクニカル分析をいくつか紹介していきます。

今回は強力なツールを3つ紹介しますが、もちろん他にもたくさんの分析手法があるので、ご自分と相性の良い分析手法を見つけてみて下さい。

エリオット波動

まずは、エリオット波動です。

値動きには波と呼ばれる周期があると考えるのが、エリオット波動の基本的な考え方です。

その型に現在の値動きを合わせ込んで、全体像を把握しようとします。エリオット波動自体は逆張りでも活用できる指標となりますが、上述した通りトレンドに逆らわない方が良いです。

エリオット波動にフィボナッチの考え方を組み合わせると反発するタイミングを読みやすいので、トレンドに逆らわずに押し目を効率良く拾っていく戦略も面白いかと思います。

エリオット波動の詳しい解説はこちらをご覧下さい

三尊

次は三尊と言うチャート分析方法を紹介します。

こちらは、江戸時代の米相場で発達した酒田罫線法と呼ばれる売買手法で、相場が天井付近、もしくは大底付近にあり、トレンド転換するタイミングで3つの山を作ることが多いことからこのように呼ばれます。

海外では、ヘッドアンドショルダーという名前で知られており、ルーツは違うのに、日本でも海外でも同じような結論に至っているところが信憑性の高い理論と言えます。

実際に、上昇相場からトレンド転換するものを三尊天井、その逆を逆三尊底と呼びます。

呼び方はどうでも良いですが、三尊の形を頭に入れておくと、結構な頻度で目にすることになるので、トレンド転換を見極める強力なツールとなります。

これを活用して、トレンドの初動から乗っかることもできるし、利確ポイントとして使うこともできるかと思います。

三尊の詳しい説明はこちらをご覧ください

価格帯別出来高

最後に、価格帯別出来高を紹介しておきます。

こちらはその名の通り、価格帯ごとにどれくらいの出来高があるのかを示してくれる指標となります。

その中でも出来高が多いゾーンでは売買が多くなるので、トレンドが阻まれることが多いです。このポイントをいったんの利確ラインとしも良いと思います。

逆に、出来高が多いゾーンを抜けると、トレンドは加速する可能性が高くなってくるので、しっかりとトレンドに乗るのも重要となります。

価格帯出来高はトレンドの方向だけでなく、その強さを見極めるうえでも役立つツールなので、ぜひ押さえておきたい分析手法の一つです。

価格帯出来高の詳しい説明はこちらをご覧ください