VIX投資は危険?VIX指数を売るリスクは1つだけ!

VIX指数は恐怖指数という異名を持つだけあって、危険な投資法と思われがちです。

確かに変動幅が大きいのでリスクが高いのですが、分かりやすい価格法則があるのできちんとリスク管理して取り組めば、儲けやすい手法でもあります。

考慮するべきリスクは1つだけなので、ぜひトライしてみて下さい。

10秒で分かる本日の概要
  1. VIX投資が危険と言われる理由は変動幅が大きいから
  2. VIX指数は短期投資でタイミングを見ながらトレードすることが大切
  3. 価格変動リスクは大きいものの、余裕を持った資金管理を行えばリスクを抑えてトレードできる

VIX投資は危険?危険と言われる理由

VIX投資が危険と呼ばれる理由

VIX指数とは、アメリカの株価指数S&P500(ニューヨーク証券取引所に上場している企業の株価を平均化した指数)を対象とするオプションのボラティリティを指数化したものです。

別名、恐怖指数と呼ばれており、相場の悲観度をあらわす指標として知られています。

下図はVIX指数とS&P500を比較したチャートです。

S&P500の値動きに応じて、VIX指数が乱高下しているのが分かると思います。

上図をみて分かる通り、この価格変動幅が危険と言われる理由です。

CFDの価格調整額とは?

CFDのVIX指数売りをすると、価格調整額と呼ばれる金利のようなもののやり取りが買い手と売り手の間で毎月発生します。

GMOクリック証券のCFDを例にすると以下のような推移となっています。

発生日 売り 買い
2019/05/15 492円 -492円
2019/04/10 1,542円 -1,542円
2019/03/12 1,335円 -1,335円
2019/02/06 472円 -472円
2019/01/09 151円 -151円
2018/12/12 -747円 747円
2018/11/14 -863円 863円
2018/10/10 -1,845円 1,845円
2018/09/12 1,089円 -1,089円
2018/08/15 387円 -387円
2018/07/11 784円 -784円
2018/06/13 1,049円 -1,049円

この結果だけ見て、VIX売りは価格調整で毎月お金をもらえることが多いので、これを配当のような毎月もらえる報酬と見立てて長期投資をおすすめしているサイトがあります。

しかし、その考え方は間違っているので、ここで訂正しておきます。

価格調整額がどういったものなのか理解していないと、積立投資が有効のように感じてしまいます。

価格調整額というのは、価格を適正に保つための機能です。

実はVIX指数は、計算上ゼロの収束するようにできています。

しかし、あまりに小さい数字になってしまうと取引の性質上、使いにくいため、CFD取引では数値を修正しておおむね10~20で推移するようにしているのが価格調整額の正体です。

つまり、価格調整なのでその分VIX指数が修正されるので利益にはならないというわけです。

もう一つ言えば、価格調整はマイナスになることもあるため、VIX指数をひたすら積み増していく行為はあまり得策とは言えないのです。

ここを間違えてしまうと、VIX指数は値動きの荒い危険な指数になります。

VIX投資はタイミングが重要

上述したように、VIX投資は長期投資するものではなく、キャピタルゲイン狙いで短期投資が向いている投資法と言えます。

なので、VIX投資で最も大切なことは投資タイミングです。

VIX指数が高くなったら売り、安くなったら買いというキャピタルゲインを狙い利益を出すという意識が重要となります。

これは、どのトレードでも当たり前と言えばそうなのですが、VIX指数は特徴的な値動きをするので、そこを考慮してトレードするのがコツです。

CFDのVIX指数売りのリスク

CFD取引の注意点

冒頭で説明した通り、CFD取引はレバレッジをかけられるとこにメリットがあります。

しかし、これは諸刃の剣で、掛け過ぎればちょっとした価格変動で損失が膨らんでしまうことも意味しています。

レバレッジを掛けるほど、ハイリスクハイリターンな投資になるのです。

各レバレッジを掛けていくときのイメージを下記の表にしてみました。

レバレッジ イメージ
1倍 絶対に大きなリスクを取りたくない方向け
2倍~3倍 リスクは取りたくないが、少し資金回収を早めたい方向け
5倍 スワップ投資など、長期投資での一般的なレバレッジ
10倍 短期トレードする際の、一般的な許容範囲
25倍 ギャンブラー

FXだとレバレッジ25倍まで掛けられるところ(海外FXだと最大888倍)が多いですが、そんなにレバレッジを掛けてもリスクを取り過ぎで、現実では多くの方が大金を失っていきます。

これが、FXが怖いと言われるゆえんです。

VIX投資に限って言えば、レバレッジは2~3倍程度でも十分な利益(10%以上)を出すことが可能なので、レバレッジの上げすぎには注意して下さい。

VIX指数売りの価格変動リスク

VIX指数を売る際に考慮しなければいけないリスクは、価格変動リスクだけです。

上述してきたように、相場が乱高下してくるとVIX指数の価格変動率は他の投資と比べ物にならないほど大きくなることがあります。

直近で言えば、2018年2月VIXショックの時には約220%もの価格上昇が発生しています。

株や為替であれば5%動いたら大事件という水準です。変動が激しいと言われる原油などの先物でも10%程度の変動率です。

各金融商品の変動率のイメージを下記にまとめてみました。

金融商品 平時 有事
株式 1~3% 5%程度
為替(先進国) 1%以下 3%程度
為替(新興国) 1~3% 10%程度
先物 1~5% 10%程度
ビットコイン 1~10% 20%程度
VIX指数 1~5% 20~50%程度

ざっくりとしたイメージなので、参考程度に留めて戴きたいですが、他と比べてVIX指数の変動率(リスク)がいかに高いかが分かると思います。

これだけ聞くと、非常に怖いイメージを持ってしまいますが、上述した通り価格はゼロに収束する特徴があるので、値動きに耐えきれば勝ちです。

つまり、常に資金に余裕を持っておく適切なリスクコントロールがVIX投資では必要になります。

このようなリスクはあるものの、高くなったら必ず価格が戻ってくる法則があるので、ある意味値動きはシンプルとも言えます。